「辛い」という自覚をもっている人は、辛くなくなる方法を求めて行動するしかありません。しかし頭では理解できていたとしても、なかなか動けずにいるというかたが多くいらっしゃいます。
ではなぜ、「動けない」のでしょうか?あなたは、動くことができていますか?
私がおこなっている個人サポートで、初めてお悩みのご相談をされるときには、下記のようなご質問をされる方が少なくありません。
- 私が生きる意味とは、何ですか?
- 私の生まれた理由ってあるんですか?
- 私の本当の使命とは、何でしょうか?
3つとも似たような、とても漠然としたご質問だと思います。あなたはこの質問の答えって、何だと思いますか?
生きる意味とは何ですか?
「生きる意味とは?」という問いへの答えに、多くの哲学者や過去の偉人は、「幸せになること」と説いたそうです。「好きなことをすること」とか、「成長するため」という意見もありますし、「生きる意味なんてありません」という意見もあるようです。あなたは、どの答えがしっくりきましたか?
私は、こういう答えを聞いても、かえって疑問が増えていってしまいます。たとえば「じゃあ死ぬ意味ってなんですか?」とか、「幸せってどうなることですか?」とか、「幸せになって、好きなことして、成長したら、もう生きる意味なくなるってことですか?」など。
…だからですね、「生きる意味とは?」という問いへの答えは、「わかりません」が正解ですよといいたいです。
「生きる意味がわからない」というのは、普通に、大正解を答えている状態です。まるで、わからないことが大問題のように考える必要など、ないと思いませんか?
もちろん、「生きる意味とは」という理論をそれなりにお話することはできますし、個人サポートではひとりひとり異なっている深いこだわりの部分についてお話をさせていただくのですが、こういった漠然とした質問に、漠然とした答えを当てはめようとすること自体にはあまり意味がありません。
「考えていることが、具体的ではない」ということがそもそもの問題であるということに、まずは気づかなければならないのではないでしょうか。
なので、「生きる意味とは?といった疑問を抱いてしまっているときにはどうすればいいの?」ということについてお話させていただければ、少し解決の方向に近づくのではないかなと思います。