こんにちは、スピリチュアルカウンセラーの星のしずくです。今回は、メルマガに寄せられた質問を取り上げます。「自分だったらどうするか?」という視点で読み解いてみてくださいね。
QUESTION
現在の仕事での収入に満足できません。
管理職候補として転職試験に落ちましたが、いままでの経験を買われ契約社員として採用されました。入社後4カ月後くらいから運営側に等しい立場となり、自分の経験と努力で考えながら仕事をしています。そしていまはほぼひとりでそれを行い上長に報告する感じで、その仕事は私にしかできない状況です。
しかし、給料はほかの人より安く、自分のスキルアップのためだと考えて頑張っていますが、ちょくちょく空しくなります。私より楽をしている(仕事量も仕事内容も)人たちがたくさん給料を貰っているのに、尻拭いや彼らの差配をしている私が最下層の給料でしかない。
お金のためだけに働いているのではないとはいいきれません。どうしたらこの空しさを解消できるでしょうか?年齢的に転職は難しいですが、来月で丸1年、契約を更新するか悩んでいます。
「人生の人事権」はあなたにある
人と比べることなく、ご自身の「人生の目的」を明らかにして集中するのがよいかと思いますよ。
そもそも、「管理職候補として転職試験に落ちたけれど、契約社員として採用された」という経緯があるわけです。転職試験に落ちたまま契約社員にもなれなかったなら、いまごろどのようなお仕事をしていたことでしょうか?
それに契約社員としての条件に双方が同意して、あなたはその会社で働いています。だれかが強いたわけではありません。
「自分のスキルアップのためだと考えて頑張っている」とのことですが、「方向性」と「期限」を決めるのはあなた自身です。人任せにはできません。
スキルアップした後、あなたはどんな仕事をしているのでしょうか?そのスキルアップにはどれくらいの期間が必要でしょうか?会社の人事は会社が決めますが、その人事に従うかどうかはあなた次第です。
それにあなたの「人生の人事権」は会社にはありません。あなたが人事権をもっています。その権利と義務・責任はあなたがもっています。
「方向性」と「期限」はあなたのなかにありますか?それらがなければ人生の人事権を行使できません。
他人の報酬は「不満」ではなく「参考」に
最低限、生活のための報酬が約束されているのなら、そこからはあなたの自由意思によって「方向性」と「期限」を決めて、どのような道でも歩むことができます。
気をつけたいのは、人と比べて、よそ見して、「方向性」を見失ったり、「期限」を先延ばししたりしないことです。人と比べるのではなく、あなたがこの人生でやってみたいことに集中して、自分の楽しみを見出せばよいのです。人と比べて苦しむよりも、自分の楽しみに没頭することですね。
「私より楽をしている人たちがたくさん給料を貰っている」ともおっしゃっていますが、極端なハナシ、ボランティアをする人は基本、無給でお仕事をしています。でも、人と比べて苦しむことなく、そのお仕事そのものに楽しみを見出しています。
同じ団体のなかでも有償のスタッフと無給のスタッフが混在していることもあります。それでも無給で働くのは、本人がそうしたいからです。自発的に働いているわけです。
生活のためのお仕事はボランティア感覚というわけにはいきませんが、人と比べることで自発性をみずから投げ捨てているとすればもったいないことです。なぜなら、なにごとも自発的な取り組みによって人生の人事権が活きてくるからです。
自発性もなく、不満をもって生きているなら、生まれながらにして有している「人生の人事権」をみずから放棄しています。
まわりの人の報酬は、あなたが自分の人生を生きるうえで「参考程度」に考えればよいのです。「不満」としてとらえるのではなく、それを「参考」にして、ご自身の人生に集中し、よりよい未来をつくってくださいね。
今回のポイント
- 「方向性」と「期限」を決めるのはあなた自身
- 人と比べて、よそ見して、「方向性」と「期限」を失わないように
- 人と比べて不満をもつのではなく、参考程度にして自分の人生を生きよう
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