こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
きょうは、結婚目前で天と地を分けた対照的な2つの事例を紹介したいと思います。どちらもご婚約、またはご婚約同然という状態からのお話です。まずはうまくいっているお話からまいりましょう。
勝負は最後までわからない
私の恋愛相談教室に通っているFくんから、婚約後のご報告が届きました。お見合いが2021年6月、プロポーズが2021年8月という進展ぶりです!
内容は彼女のご両親にご挨拶し、ご自分のご両親には電話で彼女を紹介したという内容。そして、紹介所の退会手続きを進めてほしいという連絡でした。
これで私がみなさんに何をお伝えしたいかと言いますと、「婚約したらその後もぼんやりせずに(安心せずに)、先に進むといいですよ!」ということです。
あぐらをかくとまでは言わないのですが、本当に安心して「ぼんやり」してしまったご相談がときどき届きます。「彼が進めてくれるのを待っていた」とか、「もう焦ることはないかなと思っていた」などなど。そして…ヘンなことになってしまうのです。
昨年~年始のご成婚ラッシュのときにも、安心していた事例がありました。「ご挨拶は来月末に行く」なんてお話です。ほぼ2カ月後のことです。お見合いからプロポーズまでが2カ月で進んでいるのに、そこからご挨拶が2カ月後なんて、おかしいですよね?
言われたらわかることなのですが、安心してしまうと「頭のスイッチがオフ」になって、気づかなくなってしまうのです。自分が平気でも、お相手がマリッジブルーになることだってありえます。つまり、この時期は安心できるときではないのです。
「この時期は安心できるときではない」この認識が大事です!勝負は最後までわかりません。「ここまできたからこそ、最後まで気を抜かない」ことは本当に大事で、それが先ほどのFくんの行動からは伝わってくるのです。
また、彼女さんはすでに結婚相談所の退会手続きを終えたということでした。Fくんが向き合っているからこそ、彼女さんも同じ姿勢で行動してくれているのがわかりますね。
マーチン論、「恋愛は上り調子のときに、上り詰めることが大事」なのは、交際スタート時だけではありません。結婚するときもいい雰囲気のままで上り詰めることが、ご成婚のコツなのです。
うまくいかなかったパターンは?
そして、今度は対照的なお話です。ツライお話ですが、Nさんご本人の承諾を得てご紹介させていただきます。Nさんも結婚間近でした。しかし、これが非常に怪しくなってしまったのです。
以前Nさんは、彼から「初めて会ったとき、付き合うとは思ってなかった。一度会ってみたい
このとき私は「自分からプロポーズしましょう!」とNさんにアドバイスをしたのです。メッセージカードをもらう前から非常によい雰囲気になっていたこともあり、「これは伝えるべき!」ということで、お伝えしていたのです。
しかし、Nさんは伝えませんでした。というのも、いますぐ彼と結婚したいというよりは、あと1カ月〜数カ月でさらに絆を深め、自分がまず彼との結婚を覚悟してから伝えたかったそうです。
またこのころ、Nさんはマリッジブルーのようになっていました。恋愛相談教室でも「本当に彼でいいのかしら」「もう少し、絆を深めてからのほうがいいんじゃないかしら」と、結婚が決まってもいないのにマリッジブルーになるという!「贅沢になるにもほどがある」という状態になっていたのです。
それからしばらくして、Nさんからこんなメールが届きました。