大好きだった恋人との別れは、悲しみが尾を引いてなかなか立ち直れないもの。
「もう一度付き合いたい」と復縁を望む場合、自分はそう思っていても相手が同じ気持ちがどうかはわからないため不安になります。
関係をやり直したいときは、まずその可能性があるか考えるのが最初です。ふたりがどんな状態なら復縁は叶いそうか、チェックしてみましょう。
復縁の可能性はあるか考えたいとき、チェックしたいこと
いくら自分が好きであっても、相手もよりを戻したいと思ってくれない限り復縁は叶いません。
いきなり行動を起こしても相手の気持ちを無視していれば、別れたときより距離ができてしまうこともあります。
復縁を望むときは、今のふたりの状態をしっかりと見極めてから動くのが正解。
以下のリストを使い、可能性の有無を考えてみましょう。
1.別れるときに喧嘩をした?
自分が別れを切り出された側の場合、冷静になれずつい恋人を責めてしまったとか大喧嘩になったとか、別れ際の態度が悪い印象を残すものだったら、連絡をするのは1カ月以上の間を空けることを考えましょう。
そのときのことを自分はもういいと思っていても、相手にとっては嫌な記憶のままであれば、やり直したいと言っても聞いてもらえる可能性は薄くなります。
喧嘩別れだったからこそ「早く謝って復縁をお願いしないと忘れられる」と思う人がいますが、それは自分の事情であり、気持ちが落ち着かないうちに接触を求められて余計に遠ざけたくなることもあります。
また、「最低な人」など暴言とも言える発言を自分がしている場合は、関わること自体を避けられる可能性が十分にあるため注意が必要です。
相手に持たれた印象はどんなものだったかを冷静に思い出し、「いまは話してもらえない」と思うときは接触を控えることも、復縁の成功には欠かせません。
2.別れた原因は解決できている?
別れたことには必ず原因があり、それを解決しないうちに「よりを戻したい」と言っても、受け入れてもらえる可能性は低いと思いましょう。
問題をあやふやにしてとにかく復縁したいと迫っても、相手から見て「変わってない」と思ったらふたたび付き合う気にはなれません。
自分に悪い面がありそれに嫌気が差して相手が離れていった場合は、何よりもそこを改善して「これからはこうする」と具体的に伝えられることが重要です。
難しいのは相手に原因があって別れた場合で、その解決は相手しだいなら、復縁について向き合ってくれるかどうかはこちらで決められません。
やり直したいと思っても、復縁はふたりの気持ちが揃ってこそ叶うものであり、相手の状態がそうではないとわかるときは、むやみに関わるのはかえって溝を作るときもあります。
3.LINEや電話はブロックされてない?
別れ際がどんな状態であっても、関係の終わった相手をブロックする人はいます。
ブロックは「もう関わりたくない」のサインであり、無理に接触を持とうとすると余計に嫌悪感を持たれる可能性が高いため、いますぐの復縁は求めないのが吉。
拒絶されていると知るとショックを受けるしつらいですが、相手には相手の現実があり、それを尊重する気持ちがなければ復縁は叶いません。
ブロックを解除するかどうかは相手が決めることなら、やり直したい自分を押し付けるのではなくいまの距離を保つことが、長い目で見れば関係の修復には効果的です。
自分が拒否設定をしていた場合は、それを相手が知っているかどうかは別として、こちらから「元気にしていますか?」「話したいです」と気持ちを伝えてみるのも、向こうのアクションを呼ぶきっかけになります。
4.真剣な交際だった?
「真剣な交際」とは、一対一でお互いの在り方に向き合い、愛情を一緒に育てていく姿勢を持つことです。
自分の気持ちを素直に伝えていたか、また相手の愛情を大切にして感謝を伝えていたか、交際当時の自分の振る舞いは、相手が復縁を考えるときに気持ちを左右します。
どんな姿であれ、相手から「真剣ではなかった」と思われる可能性が高いときは、相手が誠実な人であるほどよりを戻すのは難しくなる、と心得ましょう。
自分は真剣だったけれど相手のほうは関係を軽んじていたと感じるときも同じで、ふたりのつながりを大切にしない人と縁を戻して本当に自分は幸せなのか、冷静に考える必要があります。
「ひとりは寂しい」「あんな人でもいい」と現実から逃げて復縁を求めても、誠実さのない関係はいずれ同じ別れを迎えることがほとんどです。
「次はきちんと向き合いたい」と本当に思うときは、「こうありたい」という素直な気持ちを相手にしっかりと伝えることが、復縁の成功には必須と思いましょう。
5.以前とは違う交際ができる?
どうなれば復縁が成功したといえるのか、「以前と同じお付き合い」ではまた別れを迎える可能性が高く、「以前よりも愛情を育てていけるお付き合い」を実感できるのがふたりの絆をより強くします。
それを考えずにただ関係を元通りにすることばかり集中しても、相手が「前と同じだろうな」と感じれば復縁する意味を見出だせません。
復縁を求めるのがこちらなら、重要なのは「以前より幸せな交際ができると相手が思ってくれること」です。
胸を張ってそれが言えない状態では、相手もまた、やり直す自分に不安を覚えます。
こちらに関心を持ってもらうテクニックは多々ありますが、その気持ちの根底にこの自信がなければ、縁をやり直す過程でいずれつまずきます。
「以前とは違う交際ができる?」と自分に尋ねたとき、しっかりとうなずけるかどうか、相手の前に自分の状態がどうなのかを正しく知りましょう。
復縁はひとりでは叶わないからこそ…
別れた恋人を忘れられず、よりを戻したいと思う人は多いですが、復縁が失敗する理由のほとんどは「ふたりの気持ちが揃わなかった」ことにあります。
何よりもまずいのは、「とにかくやり直すことさえできれば後はどうにかなる」と恋人関係に戻ることしか考えないやり方で、気持ちが置き去りになっているのにあたたかいコミュニケーションが取れるはずがありません。
復縁はひとりで叶うものではなく、お互いに愛情を育てていこうとする気持ちが揃ってこそ落ち着いた関係を築けます。
相手の状態や気持ちを無視せず、「いまは難しいな」とわかるときは接触を控えて様子を見ることも、尊重を忘れない姿勢です。
気持ちは伝えない限り知ってもらえないのが現実ではありますが、無理に自分の存在感を押し付けるのが正しいやり方ではなく、「あなたの気持ちも大切にしたい」とストレスのない距離を伝えることも意識したいですね。
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