こんにちは。韓国在住6年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
今回は、最近韓国で人気の日本アニメについてご紹介します。
もともと韓国では日本のアニメが人気ですが、ここ最近特に人気のアニメをまとめました。
レトロが人気?「手塚治虫シリーズ」
手塚治虫といえば、日本のアニメ界の巨匠として知られています。
韓国でも「日本の傑作アニメを見たい!」という人が多く、そのなかで特に人気が高いのが手塚治虫の作品です。
『ブラックジャック』や『鉄腕アトム』は原作も含めて非常に人気があります。
最近はNetflixでもリメイクされましたよね。
特に『火の鳥』は、「人生で一度は見るべき漫画だ」と、筆者が教えている日本語の授業で取り上げてほしいという生徒もいるほどです。
日韓でアイドルの概念が違うと話題『推しの子』
最近話題になっているアニメといえば『推しの子』。2期がNetflixで公開されたと同時に、またブームが来たようです。
絵がかわいくて、ストーリーもちゃんと練られているのでファンが多い印象。
日本のオタク文化やアイドルの概念が韓国と違う点もおもしろいです。
たとえば韓国のアイドルは完璧さが求められますが、日本のアイドルは「かわいさ」が重視されるという違いがSNSで話題になっています。
日本の学校文化が感じられる『からかい上手の高木さん』
『からかい上手の高木さん』は、自然な日本の学校文化を感じられる作品として人気です。
特に日本の学校生活に興味がある韓国の視聴者にとって、リアルな日本の雰囲気を楽しめる作品。
テレビドラマから入り、その後アニメも見て、さらにファンになる人が続出しています。
高木さんと西片くんのやりとりが可愛くて、見ているだけでほっこりしますね。筆者も実際に日本語の授業で活用したことがあります。
前よりも人気になった『ジブリ作品』
ジブリ作品は名作ぞろいで、韓国でも大人気!特に最近は「ジブリパークに行ってからハマった」という人が多く、前よりも人気が上がっているように感じます。
日本語を学ぶ人にとっては、ジブリ作品が自然な日本語を学ぶためのいい教材としても活用されています。
筆者が日本語を教えている生徒たちに聞いてみると、圧倒的人気の作品は『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』でした。
日本のアニメが肯定的になってきた!
最近は日本旅行をして日本の文化に興味をもった人がアニメを見始めたり、もともとアニメ好きだった人が昔のアニメを見るようになったりなど、韓国でアニメを見ることが普通になってきていると感じます。
ひと昔前は韓国でアニメを見ることは「オタクっぽい」などネガティブイメージを持たれることも多かったようですが、最近は韓国アイドルもアニメ好きを公表したり、「アニメ好き=日本語ができる」といった肯定的なイメージにかわりつつあります。
日本人としては嬉しいですね!
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