突然ですが、みなさんは歯を磨くときは歯ブラシを水で濡らしてから使っていますか?乾いた状態で歯磨き粉のみをつけて使っていますか?
歯科医院向けマーケティングDXサービスを提供するウミガメ株式会社が全国の10代〜40代の男女304人を対象に実施した調査によると、全体68.1%の人が歯ブラシを水で濡らしてから使用し、28.6%の人が歯ブラシが乾いた状態で使用、そのほかが3.3%という結果だったそうです。
しかし、実は歯ブラシを濡らさないで歯磨きをした方がよいそうで…その理由を詳しく見ていきましょう。
歯ブラシを濡らさない方がよい理由
歯ブラシを濡らすと、歯磨き粉がよく泡立ちますよね。
泡立ちがよいと、多くの人が短時間で歯磨きを終えてしまいがち。
「しっかりと磨けた」と錯覚しやすく、結果的に磨き残しが発生しやすくなったり、歯磨き粉の有効成分が口全体に行き渡らないことも多いそうです。
さらに、歯磨き粉に含まれるフッ素は歯のエナメル質を修復・強化し、虫歯菌の働きを弱める効果がありますが、歯ブラシを濡らすことでフッ素が水で流れてしまい、その効果が半減してしまうんだとか…。
多くの人が歯ブラシを清潔に保とうとして水で洗ったり、泡立ちをよくするために水をつけていることでしょう。しかし、これがかえって逆効果になってしまうのです。
実際、歯ブラシを清潔に保つために水で洗うこと自体は問題ありませんが、その後に水を切らずに使ってしまうと、歯磨き粉の効果が十分に発揮されない可能性があります。
正しい歯磨きのポイント
この機会に、正しい歯磨きのポイントにも触れておきましょう!
まず歯ブラシを水で濡らさないことが大切。歯ブラシは乾いた状態で使用し、歯磨き粉の有効成分をしっかりと歯に行き渡らせましょう。
また、歯ブラシを軽く持つことも重要です。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、小刻みに動かして丁寧に磨きましょう。力を入れすぎると、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。
最後に、歯磨き後はすすぎすぎないことがポイントです。20~30秒程度軽く1回すすぐだけで十分で、フッ素の効果を最大限に引き出すために、その後30分間は飲食を控えましょう。
多くの人が歯ブラシを濡らして使っていることがアンケートで明らかになりましたが、歯ブラシを濡らさない方がよい理由がいくつもあるそうう。
正しい歯磨き方法を実践することで、より健康な歯を保つことができます。ぜひ、きょうから実践してみてくださいね!
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