こんにちは!ママの子育ても人生もコーチングで劇的変化を起こすママのためのコーチングスクール主宰の愛川よう子です。今日の本題はこちらです。
「毎日何かと闘っているママたちへ。『怒り』の奥にある、本当の気持ちに気づく」
私ね、子どもが小さいころ、本当によく怒っていたんです。
言うことを聞かない子どもたちにイライラ焦ってばかりで「ご飯食べなさい!」「テレビをやめなさい!」「喧嘩しない!」は当たり前なんだけど、外に行っても「まっすぐ歩きなさい!」「危ない!ダメ!」「早く!」といった感じで、四六時中子どもを見張っては正しい行動をさせようと必死で怒鳴ってた。
ひどい時は、何か悪いことをした我が子に「ごめんなさいは!?」と謝ることを強要。謝らない上に癇癪をおこしてひっくり返ってなき騒いでる我が子に怒りが噴き出してきて「もう知らない!」と言い捨てて泣きまくる我が子を突き放す。
そのあとに押し寄せてくるのは、胸を締めつけるような自己嫌悪と、涙。
「また怒ってしまった…」「もっと穏やかに接したかったのに…」こんな自分がイヤになる。こんな自分が大嫌い。こんな私は母親になんてなってはいけなかったんだ…(泣)
でも、どうしたらいいかもわからない。誰に相談したらいいのかもわからない。毎日が手探りで、余裕なんてひとつもなかった。
「怒り」の正体って、なんだろう?

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怒りって、いったいどこから来るんでしょう?子どもが言うことを聞かないから?ママの言葉を無視するから?
もちろん、そういう“きっかけ”はあるかもしれません。でも、本当の原因はもっと深いところにあることが多いのです。
心理学では「怒りは二次感情」と言われます。つまり、怒りは“最初に感じた感情”ではないということ。
では、最初に感じたのは何かというと…
- 焦り
- 不安
- 寂しさ
- 恐れ
- 無力感
- 虚しさ
- 理解されない悲しさ
こうした一次感情が、怒りの“奥”に隠れているのです。
「焦り」「不安」「寂しさ」…あなたは、どう感じていた?

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たとえば、子どもがなかなか支度をしない朝。あなたは「早くして!」と怒るけれど、その裏側には「このままだと遅刻しちゃう!」という焦りがある。
宿題をやらない子にイライラするのも、「勉強についていけなかったらどうしよう」という不安や恐れがある。
何度言っても片付けない子に怒るときは、「私の言葉は届いてないの?」という虚しさや、「もうわかってくれないのかな…」という寂しさがある。
怒りって、実はとても繊細なサインなんです。あなたの心が感じている“小さなSOS”を、怒りという形で外に出しているだけ。
「怒ってしまう私」は、ダメじゃない

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怒ったあとに、後悔して、「私は母親失格だ…」「こんなふうに怒るつもりじゃなかったのに…」
そんなふうに自分を責めていませんか?でもね。怒ってしまうのは、それだけあなたが“ちゃんとやろうとしている証拠”なんです。
大切にしたいものがあるからこそ、必死になる。ちゃんと子どもに育ってほしい。ちゃんと人の話を聞ける子になってほしい。困らないように、迷惑をかけないように育てたい。
あなたの「怒り」は、愛情の裏返しでもあります。
じゃあ、どうしたらいい?

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怒ってしまう自分を責めるのではなく、その奥にある“本当の気持ち”に気づいてあげることが、大切な第一歩です。
感情は抑えるものではなく、受けとめてあげるもの。まずは、怒りの感情が出てきたときに、自分にこう問いかけてみてください。
「私は、本当はどう感じていた?」
最初は難しいかもしれません。でも、ちょっとずつで大丈夫。
怒りの奥にある“自分の声”に気づく練習をしていくと、だんだんと、怒りに飲み込まれることが減っていきます。
そして、自分に対しても、子どもに対しても、少しずつ優しく接することができるようになっていきます。
「怒り」は、心からのSOS

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怒ってしまったとき、ただ反省して終わりにするのではなく、「私は何を感じていたんだろう?」と、自分に寄り添ってみてください。怒りは、あなたの本当の気持ちに気づくための“入り口”です。
そして、自分の本音に気づけるようになると、今度は子どもの気持ちにも、少しずつ気づけるようになります。
「ああ、この子は不安だったのかも」「ただ甘えたかっただけなのかも」
そんなふうに、親子の関係性にも、あたたかい変化が生まれていきます。
今日のワーク

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最近怒ってしまった場面をひとつ思い出してみてください。
そのとき、怒りの奥にどんな感情があったかを、自分なりに言葉にしてみてください。
最後に、そのときの自分に「そう感じるのも無理ないよ」と声をかけてみてください。
怒りの裏にある気持ちに気づくこと。それは、自分を癒すということです。
完璧じゃなくていい。いつも優しくなくていい。
ただ、自分の気持ちを大事にしてあげられるママでいられたら、それだけで、十分すばらしいんです。
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