恋人がほしいときには、恋人はできない
これを恋愛で考えてみると、興味深いことがわかります。「恋人がほしい」と思っていたときにはできなくて、「どっちでもいいか」と考えるようになってから恋人ができますよね。
投げやりになったわけではなく、要するに肩の力が抜けたわけです。ガツガツしている人を見ると、あまり恋人にしたいとは思えなくなるという人も多いでしょう。
しかしなぜか、焦って、自分を苦しめる考え方に縛られている人が非常に多い。
そもそも他人に恋人がいるからといって、自分が恋人を持つ必要などどこにもありません。他人が結婚しているからといって、自分がそうしなければいけないという意味でもありません。自分で自分を焦らせているだけです。
他人から見ても、別に周囲の人が恋人がいようが結婚してようが、大して関係ないものです。「この年齢になって」と考えているのは自分だけだったりします。
誰もが物事を乗り越えていく力を持っています。その力を最大限に発揮できるのは、心配から離れて自分を取り戻したときです。
心配や不安は戦うとまとわりついできますが、無視すればどっかにいってしまうものです。だから、自分の苦しめる感情は、無視するに限ります。
さきほどの節約の話のように、「ダイエットをメインにするのではなく、別のことをメインにしたときにダイエットが実現した」というのは、肩の力が抜けたから。
辛い感情を無視することは、肩の力が抜けることにつながります。後に残るのは、希望や喜び。その思いを胸に進んでいくと、いままであれほど苦労していたことがすんなり前に進む経験ができるはずです。
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