出産を迷わせる要因
以下のような環境や特徴も、出産を迷わせてしまっている要因かもしれません。
メディアやSNSの影響
いまや、ネットニュースやSNSなどで、育児に関するニュースやつぶやきなどを見ることができる時代。
役立つ情報や心あたたまるエピソードなどもたくさんある反面、「ワンオペ育児がしんどい」「夫が子育てをしない」「仕事と家庭の両立に疲れた」「子育てが楽しいと思えない」など、どちらかというとネガティブなトピックのほうが目立ってしまいがちな面も。
また、「子どもひとりに1000万円のお金がかかる」などのニュースも、不安を煽るひとつの要因かもしれません。よくも悪くも得られる情報量が多いことが、子どもを持つことをためらうひとつの要因になっていそうです。
具体的に想像できない
たとえば結婚や転職、引っ越しなどで環境が変わるとき、生活がどのように変化するのか、多少はシミュレーションができると思います。
一方で、子育てはどうでしょう。正直なところ、子どもがいないときから「子どもが産まれてからの生活が具体的にイメージできる」という人のほうが少ないのではないでしょうか。
どうしても「わからない」部分が多いため、私たちをより不安にさせてしまっているのかもしれません。
「やめること」ができないものだから
たとえば職場や恋人であれば、途中で転職したり別れたりする選択ができます。夫婦の場合もハードルは決して低くはないものの、離婚を選択することは不可能ではありません。
一方で、子どもは「子育てに向いていないから途中でやめる」ということができないもの。女性のなかには、「子どもを産んでも、もし自分が子育てに向いていなかったらどうしよう…」と思ってしまう人もいるかもしれません。