「太ってる」が発想の転換でポジティブに
課題が見えてきました。
「男に抱かれたいけど、抱いてもらえるようなカラダじゃない!」と自分で思っていることです。
私はこのころすでに「ぽっちゃりキャラ」と化していたので、10kg太ったことをネタにしていました。
そんなある日、男女の友人たちがこんな言葉を放ちました。
「Tはさぁ、太ってるとかぽっちゃりっていうより、なんかグラマーって感じ」
「そうそう。ムチムチしててさ、なんかそれはそれでそそるよ。ムチムチなのが好きな男の人って結構いるって聞くけどね」
私はそのとき、何かが降りてきた感覚がありました。
「これだ!!!」
彼らのおかげで、「太っている=デブ」ではなく、「太っている=ムチムチでそそる」というなんともポジティブな脳内変換に成功したのです!
だって、ほら。こうして文字にしただけでも結構、印象が違いますよね。
もともと私にとって、「そそる」は褒め言葉だったこともあり、一気に前向きな気持ちになりました。
そのブランディングは正しいか
そんなわけで、私はダイエットの「ダ」の字もとっくに忘れ去り、「ムチムチはそそる」という一言に背中を押され、この体型で勝負していくことに決めました。
「男に抱かれるために頑張ってダイエットする=きれいになっていろんな男を引き寄せる」から、「年齢も見た目もありのままの自分で行く=ムチムチの熟女好きから言い寄ってもらう」に、自分のブランディングをシフトしたのです。
しかし、そんなおめでたいマインドを手にしたからといって、何かが起こるわけではありません。
そこで、本当に世にはムチムチの熟女好きがいるのか、そして私は抱かれる価値のある女(カラダ) か、ということを検証することを思い立ちました。