「自分時間」のススメ
産後であっても家事、育児、仕事…とママたちは休む暇もありません。なかには「すべて完璧にこなしたい」と頑張るママもいるでしょう。
そうなると、さらに体調を悪くしたり、ストレスがもっと溜まったりしませんか?ましてや産後ダイエットなんかできるはずがありません。そこで筆者は自身の経験をもとに、「◯◯はやらない日」をおすすめします。
たとえば、「掃除はしない」「料理はしない」など。「◯◯をしなくてはいけない」ではなくて、「◯◯をしない」という考え方です。「きょうは絶対休むぞ」と決めて、何もしないのです。
「休んだらあとでもっとやることが増えるのではないか…」と思う人が多いかもしれません。しかし、身体や脳を休めると、物事の効率がよくなるため、1週間にたった1日だけ掃除や家事をしなくてもまったく支障はありません。
休む勇気がないという頑張り屋さんのママは、1日のうちの数時間だけでもいいです。誰かに子どもを預けられるなら、思い切って数時間預けてみましょう。そして、自分時間を作ってみてください。
筆者の体験談
私はスペインで出産したこともあり、周りに頼れる人が誰1人いませんでした。スペインという国は、親と同居をしている夫婦が多くいます。私たち夫婦は働き、祖父母が子育てを手伝うというスタイルです。そして、何よりも家族とのつながりを大切にしています。私の義父母も子育てには多くの意見と知恵を提供してくれます。
ありがたさを感じながらも、出産後は義父母に子どもを預けることに抵抗がありました。それは「自分ですべてのことを完璧にやりとげたい」と当時は思い、過ごしていたからです。
そして頑張りすぎた結果、鬱になってしまいました。いつの間にか心も身体もボロボロになっていたのです。本当に辛い時期でした。
そこで、思いきって子どもを預けて「自分時間」を取り入れました。自分ひとりの時間を持つと、心に余裕が生まれ、「すべて完璧にこなせなくていいんだ」という考え方になったのです。
そして、ストレスは徐々になくなっていき、気づいたらみるみる元気になる自分がいました。元気になることで、自分自身の身体にも興味がわき、健康にも気をつけるようになりました。
すごく疲れているときは、家事を休み、子どもといっしょにお昼寝したり、簡単な筋肉トレーニングや家の周りをウォーキングしたりして自身の心身ともにケアができた。「自分時間」を取り入れたことにより、ストレスなく体型は1年ほどでもとに戻りました。
産後の身体は、すぐに元どおりにはなりません。産後スタイルの変化と向き合い、自分にあったやり方で体型を戻していくのが大切だと思います。
まずは、あなた自身ができることから始めてください。美しい身体はストレスフリーな心、内面から作りあげられると私は思います。心に余裕を持って無理をせずに自分のペースで心身ともにケアをしていきましょうね。
- source:PR TIMES、pigeon.info
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