その思考を「採用」するかしないかは、自分次第
この「思考」自体は、どんどん浮かぶし、勝手に何かに反応するし、過去の記憶に絡めてさらに嫌な思い出すら呼び覚ましてきますよね。
それらを全部感じていたら、身が持たないですよ。精神崩壊しちゃう…。
なので、その不安な出来事を、あなたが見ている「ドラマの主人公」のものだと思ってみて。感情移入するかしないかは、自分で選べばいいのです。
思考は、とにかく浮かぶもの。ただそれだけの存在。だけど、浮かんだ「それ」を採用するか却下するかは、「自分で選べる」ことに気づいてください。
カタログを見るように、目に入って来る商品(思考)に対して、
「あー、これは好きだな」
「これは要らないなぁ」
「これほしい!」
「こっちはお金もらってもいらないな…」
って、自由に選ぶだけ。思考に対しても同じです。
「ああ、私はいま孤独への不安を感じてるんだなぁ…」
「まぁ、そりゃ不安になるよね」
「可能性はゼロじゃないもんね、うん」
「でもいま、このことを考えてて、いい気分しないよね」
「別に、これ、真実じゃないよね?」
「いまわいてる思考だよね」
「思考は、単なる思考だよね」
「この思考を採用するか、しないかは、私が選べるんだよね」
「この思考通りの展開を、私は望んじゃいないよね」
「むしろ、これ、要らないよね」
「じゃあどうしようか?」
「こうなるつもりは、毛頭ないからさ」
「いま、何かしたいことあるかな?」
「そうね、お腹空いたからとりあえず、何か食べようかな~」
みたいな感じで却下すればいいだけです。
不安になったからといって、考えた通りになるわけではありません。「浮かんだ思考=自分自身ではない」ってこと。面接官はあなた自身。採用不採用を好きに決める権利は、あなたにあります!
「自分」という絶対的な存在
シンプルに考えると、私たちはこの人間意識で浮かぶことを自由に採用していて、その採用したことが、いわゆる「潜在意識」の領域で自分の現実世界を創ることになっています。
潜在意識、ハイヤーセルフ、大いなる存在、宇宙、ソース。魂。呼び名はいろいろありますが、結局それらは私たち自身なのです。
本当はただシンプルに、この人間意識で浮かぶことを、この人間意識が選び、採用したことを、潜在意識が水面下で動き、現実を創造しているだけ。潜在意識の動きはもちろん無意識の領域でのことだから、表面的な人間意識では何がどうなっているのかはわかりません。
何を採用しようが、「それやめとけば?」なんていう存在もいなければ、採用したことを勝手に却下されることもない。すべては「自分」が選んで採用しているだけ。それくらい「自分自身」が絶対的な存在だということです。
ネガティブに陥るのも、悪に染まるのも、それすら「いいよ、わかった」って従うのは、潜在意識の自分自身。人間意識で選び、潜在意識で叶える。どこまで行っても、自分の自由な選択しかありません。
だからこそ「どうすればいいですか?」とか「これで合ってますか?」って、自分以外の何かに従おうとしているうちは、自分の思い通りにならなくても、当たり前といえますね。