日焼け後のスキンケアのポイント
日焼けをしてしまったことを悔やんでも仕方がありません。肌を労わるスキンケアや肌管理で回復を待ちましょう。
―洗顔
石けんは洗浄力が強く、アルカリ性質が刺激になりやすいため、当分の間、使用を中止します。お持ちの洗顔料やクレンジングが反応しなければ使用しましょう。
このとき、日焼けで傷んだ肌にもっともやさしいのは、洗浄力がなく、柔らかいテクスチュアのクレンジングクリームです(おすすめはこちら)。使用できる製品がないときは、水洗顔で済ませます。
―保湿
化粧水は、2〜3日は使わない方がよいです。肌に浸透しやすく、気づかないうちに刺激になっていることが多いからです。炎症が落ち着いてから使用を開始しましょう。
―乾燥保護
日焼けした肌は、とても乾燥しやすい状態になっています。必ず油性化粧品(乳液やクリーム)で乾燥から守りましょう。
乳液やクリームが反応する肌は、ワセリンが適しています。ただし、ワセリンは極端に紫外線を透過させるので、外に出るときはUVケアが必須です。といっても、ワセリンはベタベタするため、UVケア製品と相性がよくありません。反応せずに塗れる油性化粧品がほしいところです。
サッポーの化粧品なら、敏感な肌にも優しく、テクスチュアのよいエスカバー(敏感肌用クリーム)がおすすめです。UVケア製品との相性もバッチリです。
―UVケア
日焼け止めやファンデーションなどで行いますが、炎症の程度によっては使えないこともあるでしょう。そのときは日傘や帽子、マスクなどのツールを使ってガードします。
UVケア製品は、紫外線散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛)を利用したものが、肌に負担がなくおすすめです。
もうひとつの紫外線防止成分、紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど)は、浴びた紫外線を熱エネルギーに変えるので、肌に熱刺激が伝わり、炎症反応を起こしやすくなります。このことがシミの原因にもよく挙げられています。
UVケア製品には、耐水機能が強化された製品(ウォータープルーフ)がありますが、こちらも肌へ供給される汗(水分)を弾くので、肌の代謝が悪くなって回復が遅れます。
―入浴
基本は、温度の低いシャワーで済ませます。体温~それ以下が望ましいですね。シャワーの圧にも気をつけましょう。水の量を少なくするか、日焼けした患部から遠ざけることで弱まります。湯船に浸かる場合は、36〜37℃以下の湯温を必ず守ってください。
日焼けが顔だけであれば、「顔は湯船に浸からないから大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、湯に温められた血液は全身の血管を巡ります。もちろん顔の血管も。そのとき、血液の温度が高ければ、これも免疫細胞を刺激します。