日焼け後に絶対してはいけないケア
―カーマインローションなど、日焼け専用化粧水
このような化粧水に共通しているのは、アルコール配合量が多いことです。アルコールの蒸散作用で肌温度が下がるのはよいことですが、同時に肌の水分を奪い、乾燥させます。それ以前に日焼けした肌は、アルコールに刺激を受けやすくなっています。そもそも使用すべきではありません。
―フェイスマスクなど、化粧水パック
化粧水をより多く角質層に浸透させる効果があります。乾きやすくなった肌によさそうに思えますが、そうではありません。
日焼けしてダメージを受けた肌は、バリア能が低下しています。化粧水が角質層を通り越し、浸透ではなく侵入させてしまうのです。侵入した化粧水を肌が異物とみなせば、免疫細胞も騒ぎ始めます。すると再び炎症が起こることになります。
―美白ケア
日焼けがシミになるのでは?と、早めに対処したい気持ちはわかりますが、逆にシミを作る原因になります。
美白コスメは、角質層を超えて美白剤を侵入させるように作られています。このタイミングでは、肌が免疫反応を起こしやすくなっているため、使用は厳禁です。美白コスメがシミの一番の原因になっているのも納得ですね。
ゆっくりとスキンケアを戻していって
このようなことに気をつけておけば、たいてい1週間程度で落ち着きます。でも落ち着いたからといって、普段のスキンケアに戻すのではなく、使用するアイテムを少しずつ増やしていきましょう。免疫細胞は一度受けた恐怖体験を長く覚えていて、しばらくはちょっとした刺激でも反応しようとするのです。
肌は美しくなるようにできています。あなたはチョッとそのお手伝いをするだけでよいのです。でも肌が育つ邪魔をしてはいけないのですね。
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- image by:Unsplash
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