ノンワイヤーブラとの蜜月関係は続く
そうして私は数年の間、毎日、ローコストハイクオリティで有名な某ジャパンブランドのノンワイヤーブラを愛用した。仕事の日も何もない休日も、意中の彼とそんなことになるかもなんて期待した夜も、どんな日だってノンワイヤー女子を貫いていた。
とても快適だった。何も気にならなかった。「シームレスだし〜、服にも響かないからよくない?」って。なんならご満悦。
しかし、そんなぬくぬくした生活を送っている間に、私のおっぱいにはとてつもない変化が起きていたようだ。
プロからの衝撃のひと言
ある日、下着屋さんに勤め、バリバリと店長をこなす少し歳下の素敵な女子であるTさんと知り合った。そして彼女と、こんな何気ない会話を交わした。
私:「ブラジャーきつくなっちゃってさ、もうすっかりノンワイヤーだよ、毎日」
Tさん:「それはまずいですね。おっぱい、死にますよ」
私:「え?イヤイヤ、あれでしょ?たれるよ〜とかでしょ?もういいよ、太っちゃたしさ。きついんだもん、ブラ」
Tさん:「いや、違いますね。それは、単純にサイズが合ってないのを着けていたからきつくてイヤになっちゃっただけですよ。ブラはちゃんとサイズに合ったものを着ければ全然きつくないし疲れもしないですよ!」
私:「えー。でもなんだかんだ跡とかついちゃうでしょ?」
Tさん:「だから、跡つく時点でサイズ合ってないから!(笑)」
私:「マジ?でもさ、見た感じ太った割におっぱいは成長してるようには思えないんだよね〜。そこもムカついてなんかブラに本気になれないのよ」
Tさん:「そんなことないです、絶対サイズ変わってますよ。多分、ノンワイヤーしてるから、外にお肉が流れちゃってて本来のおっぱいのサイズが余計わからなくなってると思います。胸おっきいですよね?」
私:「なーに言ってんの。全然デカいわけないじゃん。こんなのただのデブのちょっとここにもついた脂肪だよ!もうしばらく着けてないから今知らないけど、最後にまともなブラジャーつけてたときは、多分B寄りのCだったんじゃないかな。それもイキがってC寄りにしてたと思う(笑)」
すると彼女は、「失礼します」とおもむろに私の胸を軽く触ってひと言。
Tさん:「それはきついはずですよ!だって、絶対EかFはありますから」