うれしはずかしブラジャーライフの復活
そして、「またすぐにイヤになって外しちゃわないか心配…」という私に、彼女は「慣れてないから、まずは数日に1回とか2日に1回とかで着けて、それ以外はいままでのノンワイヤーでやってみてください。慣れてきたら平日は毎日ワイヤー入り、休日だけノンワイヤーとか、夜だけノンワイヤーのナイトブラとかそんなふうに、徐々に着けていく日を増やしていくのでも大丈夫ですよ」といってくれた。
おっ活(おっぱい活動)にも、ちゃんとリハビリ期間設けられるのね…。
こうして、私は徐々にワイヤー入りブラジャー生活を復活することに成功し、3カ月後には新しくブラジャーを買い足すという楽しみ(嗜み?)まで手に入れた。
あの諦めの境地(しかも僻地)から這い上がってきたとは思えないくらいに、なんかちょっとキラキラしてるじゃん、私。
自分のおっぱいの形と大きさにあったブラジャーは、服のラインまできれいに見せてくれて、スタイルアップにまでなるんだと改めて実感した。
そして、「おっぱいを愛でるようになったこと」「ブラジャーを変えたこと」は、自分の下着選びの楽しみだけじゃなく、パートナーの好反応ももたらした。
「それいいじゃん。かわいいし、てか、おっぱい超おっきく見えるじゃん!いや、でかくなったのか!?どっちにしても…ブラはそれがいいよ」
忘れていた。男性は結構おっぱい1つ(2つ?)だけで喜んでくれることを。
ただひさしぶりにこだわりのブラジャーつけただけ。ほかはなんら変わりのない私を見て大興奮の彼に、毎回色気のないノンワイヤーブラばかり見せていたことを少し反省した。ブラジャーくらい、いろいろ楽しませてあげていればよかったと。
ブラジャーを着けるのって、女だけが楽しいわけじゃないのね。いい歳こいて、いやいい歳だからひさしぶりに、改めてそう感じた。
おっぱいとブラジャーの不思議なカンケイ
ブラジャーは、ワイヤー入りもノンワイヤーもそれぞれに役割と魅力がある。ワイヤー入りでも快適なものがあると知った私にとっては、「どっちもあり!」が正解だ。
普段の生活ではワイヤー入りでしっかり形と大きさをキープして、誰とも会わない休みの日はノンワイヤーでのんびりする。いまの私にとってはこのバランスが最高なようだ。
もちろん、また歳を取っていって、おっぱいに変化が現れたりしたら、ブラジャーへの価値観や選ぶものも変わっていくかもしれないが。
ブラジャーひとつで、おっぱいはこうも変わるのだ。なんとも不思議なカンケイである。