無意識ノンワイヤーは「諦めの境地行き」の始まり
そう、恐ろしいことに、無意識のうちに「きつくてブラジャーなんて着けてらんないわ!」と、勝手にワイヤータイプのブラを外してしまっていたようだ。
それ以前は、「かわいいデザインの下着って気持ちがアガるよね〜」とか、「彼に褒めてもらいたいからエロいの買う〜」とか、ブラジャー選びも楽しんでいたはずなのに。
知らないうちに自分がときめくことやきれいでいることを忘れ、“おばさん”化していた。そしてそのおばさんは、勝手にブラジャーまで卒業していた。もう、いつからやめたのかを覚えていない時点でだいぶ諦めの境地だ…。
体型変化はブラ選びの盲点となるのか
そもそも、なぜ私はブラジャーの「サイズを変える」ということをすっ飛ばし、一気にノンワイヤーブラに手を出していたのだろうか…と考えてみた。太ったのは自分でも承知していたから、普通に考えたら「太ってブラジャーきつくなったから、サイズ測ってもらって新しいの買わなきゃな」ってなるはずだ。
でもどうも、自分の体型変化への絶望とともに、知らず知らずのうちに諦めの境地へと突き進んでしまっていたようだった。
そして、遺伝的に巨乳も美乳もいない家系に生まれ、いままでおっぱいで何の得もしたことがない(特に損もないけど)私にとって、もはや人生でおっぱいにこだわる必要性は失われていた。
下着への興味が薄れてしまい、「快適さ」だけを求めてしまった結果だろう。
太った→苦しい→きついのイヤ→ラクなのがいい→あ、ノンワイヤーっていいんじゃない?
私の脳内は一気にこうなってしまったようだ。そう、それが無意識(と自分では思っている)でノンワイヤーブラジャーを進んで選び、着けていた原因だった。