あの症状たちとの違いを知る
PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前気分障害)という言葉を聞いたことがあるはず。そして、それに悩まされている女性もたくさんいる。私はアラフォーを迎えるまでは、ありがたくも割とこのふたつとも、あまり当てはまらないなと感じ生きてきた。
このPMSやPMDDと呼ばれる症状は、まさに「プレ更年期」や「若年性更年期」と呼ばれるものと勘違いされやすいのだそうだが、これらの症状は年齢関係なく個人差もあり、多くの人に出るといわれる。
そう、前述した、私が体感してきているものとはまったくもって別物だということを伝えたい。
私のように以前は、「なかった」のが「ついに出てきた」、つまり「加齢によって初めてその症状をひどく感じるようになってきた」のだ。
実際に、アラフォーになると、女性ホルモンの分泌量が減って来ることで生理やそれにまつわる症状に変化が出るという仕組みらしい。
とても残念極まりない話だが、通称「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンという物質は、加齢とともに年々減ってしまうのだそう。そうするとイライラや落ち込みを感じやすくなるんだとか…(書きながらまた涙腺が緩む)。
この体を愛し、生きていく
ありがたいことに、この歳まで大した病気もせずにすくすくと健康に生きてきた私。だからこそ、このアラフォーでの不調デビューには驚きと悲しみを隠せなかった。
正直、不安もあっていろいろ調べてみたり、勉強したり。そのなかでたくさんの婦人科の先生たちがいってくれていたのは「生理やPMSなどの症状や状態に変化があるのは、加齢による自然現象。ある意味、きちんと年齢を重ねているという健康な証拠だから、過度に不安にならないで」ということだ。
「へー…」
まあ、プロにそういわれちゃあ、仕方ない。オンナだったら仕方ないんだってさ!というわけで、開き直ったほうがよさそうだ。
この「体と心」とは、この私の肉体と魂が終わるまで一生付き合っていかないといけないのだ。だったら、カラダもココロも自分で愛でて楽しく生きていくのが一番だ。