自分の価値を開放しよう
価値あるものは、誰にでも開放されるべきです。
はじめから「わたしのことを大いに利用してくださいね」という立場でいれば、そもそも裏切られるという概念すらなくなります。
あなたの持つリソース(人脈、知識、能力、経済力などの人的資源)すべてを無制限に共有することはできなくとも、条件つきで、大いに開放してみてはいかがでしょう。
例えば、直接お金をあげることはできなくても、あなたの仕事を手伝ってもらい、お金を支払うことができるかもしれない。そうすれば相手も助かりますしその先の人(相手の家族・取引先など)も助かります。
自分の利用方法を教えてあげる
「利用価値がある」というのは、決してネガティブなことではありません。あなたには利用価値があり、まわりの人に貢献できる。それはとても喜ばしいことです。
相手が本音を隠してあなたに近づいてきたのは、本音をいえない雰囲気をあなたが醸していたからだという可能性もあります。
もっとオープンになって、自分の利用価値を売り出してよいのです。そうすれば相手はわざわざ本音を隠してあなたに近づいてくることはありません。
相手の本音を早い段階で把握しておけば、まわりくどい方法でなく、もっと具体的かつ有益なサポートが可能になります。
「わたしのことを大いに利用してくださいね」といって自身を開放したからといって、あなたがこれまで培ったリソース(人的資源)は増えることはあっても減ることはありません。
リソースを開放するとは、相手を甘やかすことではないのですよ。あなたを徹底的に利用して、最高のパフォーマンスを出すためには、それなりのやり方があるはずです。
「このように自分を利用すればもっとうまくいく」ということを伝えてあげてください。相手を思いやるからこそそこは厳密に、厳格に。
相手を甘やかさずに、そのやり方を指南するのがあなたの仕事です。
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