大ヒット上映中の映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』。鬼滅ファンの筆者は公開翌日に鑑賞し、家族そろって大号泣。その後も、家庭内の会話はほぼ鬼滅。
息子(5歳)は、食事中「うまい!うまい!」と炎柱・煉獄杏寿郎の真似をし、「全集中、カタカナの呼吸」といいながらタブレット学習をしています(ん…集中できていないのでは?)。
鬼滅にどっぷり浸かっているのは、アラフォー夫も同じ。「ローソンで鬼滅スイーツの新商品が発売らしいよ」と伝えたら、帰りにどっさり買ってきて、夜は鬼滅スイーツパーティーでした。そして筆者はというと、この記事を書いているいまも、ちょっと気を抜くと鬼滅の世界に舞い戻ってしまうほど「鬼滅脳」に陥っております。
鬼滅ファンのなかには、私と同様、煉獄さんの姿が頭に焼き付いて離れず、仕事に「全集中」できない…と困っている方もいるのではないでしょうか。
そんな映画の余韻に浸っている鬼滅ファンのみなさんに、ぜひ伝えたい!鬼舞辻無惨の総本山「無限城」にそっくりの温泉宿が福島・会津若松にあることを…!
きょうはTwitterでも話題になっているこの温泉宿についてご紹介しましょう。
大川荘は「無限城」のモデルなの?
話題になっているのは、福島県会津若松市にある芦ノ牧温泉「大川荘」の正面玄関を入ったところにある吹き抜けのロビー。地下から1階の吹き抜け部分は階段で行き来できるようになっており、朱色の浮き舞台があります。
あれ?もしかして、あそこに座っているのは鬼舞辻無惨の側近・鳴女(なきめ)?
いいえ。彼女はお客様をお出迎えする三味線弾き。基本的に毎日この浮き舞台で演奏しているのだそう。
それにしても、無限城にそっくりの造り。Twitterで「無限城の元ネタでは?」と話題になるのも納得です。しかし大川荘によると、「そのような事実はない」とのこと。無限城は大川荘がモデルというわけではないようです。
芦ノ牧温泉「大川荘」の魅力は…
とはいえ、鬼滅ファンならその空間に身を置き、どっぷりと鬼滅の世界に浸ってみたい「大川荘」。ここは一体どのようなお宿なのでしょう?
大川荘は東北新幹線を使って東京駅からは約3時間、仙台駅からは約2時間30分というアクセス。浅草駅方東武鉄道「特急リバティ号」を利用し、約4時間4分という行き方もあります。移動にたっぷり時間があるので、鬼滅のコミックを持ち込んで、道中に読み返すことができますね。
大川荘の魅力は、「無限城」さながらのロビーだけではなく、写真からも充分に感じ取れる「豊かな大自然」。春は山桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と、四季折々の景色が私たちの疲れた心をやさしく癒してくれます。
お宿の自慢は、棚田風に「だんだん」に配置された、渓谷を望む絶景の露天風呂「四季舞台たな田」。岩塩を用いた「ピンクソルトサウナ」や女性用の「麦飯石寝ころびサウナ」なども人気なのだそう。
そして食事は地元・会津の旬の素材をふんだんに使った和懐石。プランによっては「浮き舞台」のある空間でいただけるそうです(ただし、食事中の三味線の演奏はありません)。
手つかずの自然が残っていた『鬼滅の刃』の舞台・大正時代の趣を存分に感じられるであろう大川荘。う〜ん、ますます訪れてみたい!