みなさんこんにちは。成績向上委員会のタイガー山中です。きょうは、「ポカミス対策」についてお話したいと思います。
よくある定期テストの報告。「数学の点が期待はずれだった」「25点分ミスをした」「90点取れるハズだったのに悔しい」。報告からも、親子で頑張っておられる様子が伝わります。頑張って、期待していたからこそ、期待はずれだったときには悔しいわけです。
ポカミスと私の付き合いは、みなさんより長いです。数だって多くの生徒たち、お母さんたちと共有してきたので、数千倍のポカミスとつき合ってきたはずです。つき合ってきたからこそ、ポカミス対策でわかったことがあります。
「ポカ」をテスト会場に持ち込むな!
ポカミス対策でわかったこと。それは、「ポカ」をテストに持っていくと「ミス」をするということ。何がいいたいかというと、ポカミスをしたくなければ「テスト会場に持ち込むな」ということです。
確かに、解き直して正解をしたわけですから、解ける問題だったのは事実です。でも、
- 間違えた問題だけを解き直した
- 時間を計らず解き直した
だったとしたら、テストと同じ状況ではありません。ポカミスとは、テスト特有の雰囲気になると出現するものですから。だから、信じられないミスをする。
ポカミスの対策で1番大事なことは、ポカする様子をこの目で見ること。転記ミス、計算ミス、問題の意味を読み間違えた…など、焦って問題を解こうとすると起きるはずです。
事前に「癖」を見つけて
なぜ、転記ミスをするのか?なぜ、計算ミスをするのか?なぜ、読み間違えるのか?
たとえば転記ミスは、目で見た数字と頭で考えている数字が混乱して起きることが多いです。書き写そうと思いながら、その間に計算もしているため、書き写すべき数字に計算の答えの一部を書いてしまう。
計算ミスには、子どもの癖があります。足し算、引き算、掛け算、割り算いろいろです。「6×8=48」なんですが、あせると「6×8=56(7×8の答え)」を書いてしまうなど。テストになると出てくるものなので、解き直しで間違えることはありません。
でも、また同じ状況になると「いつか出てきてしまう」ものが「ポカ」の正体なのです。だから、「テスト会場に持ち込むな」というわけです。持ち込まないようにするには、事前に癖を見つけること。そして、こんな癖があるからと意識させることです。