離婚後、後悔したことは?
「離婚を後悔したことはありますか?」という問いに、「はい」と答えた方が15%、「いいえ」と答えた方が85%という結果になりました。離婚までに迷い、悩んだ方が少なくないせいか、離婚を後悔した方は比較的少ない結果となっていますね。
では、のちに離婚を後悔した方たちは、どういった点で後悔したのか見ていきましょう。
「離婚を後悔したことはありますか?」の質問で「はい」を選んだ方を対象に、どういったときに後悔したのかを聞いたところ、「子どもに寂しい思いをさせた」と回答した方が15名中7名、「もう少し慎重に考えればよかった」が3名、「子どもと離れてしまった」が2名、「経済状況が厳しくなった」が1名となりました。
「パパいつ帰ってくる?」に涙
夫婦間に子どもがいる方では、離婚したことで子どもに寂しい思いをさせてしまったと感じたときに、離婚を後悔してしまうようです。
夫婦仲が悪くても、子どもにとってはどちらも大切な親です。最終的に離婚することになってしまったとしても、子どもへの危険がない限り、親権のない親にも定期的に面会交流を設定するなど、子どものためにできるだけのことはしてあげたいですね。
話し合いが足りなかったかも…
勢いで離婚してしまったり、夫婦であまり話し合う機会がないまま離婚してしまったかたからは、もう少し慎重に考えればよかったという声もあがっていました。
離婚前はひとりで悩んでしまい、「もう離婚するしかない」と思い込んでしまいがちですが、できることなら相手ともじっくり話し合う時間を設けた方が、より後悔のない決断ができそうです。
「これまで通り」にはいかない
そのほかには、離婚後子どもと離れて暮らすようになり、寂しさを感じて離婚を後悔するかたや、結婚してから専業主婦になったかたのなかには、ひとりで生活を維持することが難しくなって、離婚を後悔していたかたもいました。
男性のなかにも、「共働きで収入に余裕があったものの、離婚後一人になった上に養育費の支払いが生活を圧迫している」というかたがいらっしゃいます。
どんな選択をしようと、後悔のないようにしっかりと話し合い、離婚後の暮らしに不安がないようにしておきたいものですね。
パートナーがいるから幸せ、あるいはシングルだから、離婚したから不幸せということはありません。大切なのは、前向きさを失わず、自分が自分らしくいられる環境に身を置くことだと、筆者は思っています。
人生を大きく左右するからこそ、悩み、迷う「離婚問題」。でも、離婚しようと、踏みとどまろうと、人生の舵を取るのは自分自身。みなさんが最良の選択ができますように。