ブラジャー選びのキモは「おっぱいの形」
―採寸について理解したところで、いよいよ次は選び方についてお聞きできればと思います。どういう点を気にして選べばいいのでしょうか。
Tさん:まず、胸の柔らかさ、肉質、骨格の作りによってボリュームの出方は人それぞれ異なります。あばらの形でも違うんです。例えば、俵型はアジア系に多いといわれ、欧米系のかたは割と丸い骨格が多いといわれています。
―ということは、同じデザインや大きさのブラジャーでも、おっぱいの形が違う人が着けると見え方が変わるってことですか?
Tさん:そうです。同じサイズのブラジャーでも、もとのおっぱいの形で全然違ってみえるんです。おっぱいの形によって、ブラジャーのカップの形に合う合わないがあるんですよ。 だからいろいろ試着していただくことをおすすめしています。
理想の胸を叶えるブラジャーの「3つの機能」
―では、自分のおっぱいの目安のサイズや形をわかったとして、どうしたら自分のおっぱいに合うブラジャー探せますか?
Tさん:どういうおっぱいにしたいか、つまりどう見せたいかというのでまずは検討するといいと思います。ブラジャーにはそれぞれ機能があり、それによって形をデザインしているので、どうしたいかの機能に合わせて選ぶといいと思います。
―ブラジャーの機能って、おっぱいを支えて乳首を隠すだけじゃないんですね(笑)。機能って具体的にどういうことでしょうか?
Tさん:ブラジャーの機能は大きく3つにわけることができます。これら3つの機能から、ご自分の希望の胸に近づくブラジャーを選ぶことができますよ。
ブラジャーの3つの機能
- プッシュアップしたい(胸の位置を高く見せたい)
- 胸に谷間を作りたい
- ナチュラルに見えるようにしたい(胸を目立たせたくない)
―ほ〜。でもその機能の選び方自体を間違ってしまいそうな気もします…。簡単に理想の胸を作ってくれるブラジャーを選ぶことはできますか?
Tさん:一番わかりやすいのは、普段の服装から考えることです。下着はあくまで、服の下で体を支えるものなので、好きな服をきれいに着ることは、みなさん望まれることだと思います。
―わかりやすい!服を着たときのシルエットに関わるから、普段の服装で考えると選びやすいってことなんですね。
Tさん:そうです。例えば、ハイネックのトップスやハイウエストのボトムスを好んで着るなど比較的ボディコンシャスな服が多い人は、胸の高さが出るタイプのブラジャーを着けると、バストとヒップのバランスがきれいにみえます。バストとヒップが同じくらいのサイズだとスタイルがよく見えるといわれていて、その黄金比は1:1です。
制服やスーツなど、シャツスタイルが多い人は、逆に高さがでるとボタン穴に隙間ができてしまうため、ナチュラルに見せるタイプがおすすめです。それでも谷間がほしいという人は、脇肉をスッキリさせてくれる機能を持つブラジャーがいいでしょう。
―確かに、ボタン穴からブラが見えて、はちきれそうでエロい!って人、いたりしますもんね。男性へのセクシーアピールなど、あえてやりたいときはそうブラジャーを選ぶということで、勉強になります(笑)。