服にこだわる女の子、母親の好みの服を着てくれる男の子
Y:男の子は「あれが着たい、これが着たい」が少ない分、ママの好きな雰囲気に仕立て上げられるのも醍醐味のひとつだよね。動きやすささえ叶えていれば、あとは親の選んだ服を文句もいわずに着てくれるから、息子の服には「私のタイプ」を存分に投影させることができてるよ。
A:女の子だとそう簡単にいかないこともあるよね。4歳の姪っ子がすでにおしゃれすることが好きで服を自分で選びたがるから、洋服代がかかって大変って妹がいってた。「ほしい」と手に取る服はどれもプロパーで、そこそこのお値段がするものなんだって。パパの服はユニクロやGUなのにー!って(笑)。
そもそもうちの子たちは買い物を嫌がるから「一緒にショッピング」なんて夢のまた夢だけど、セール品でもお下がりでも着てくれるから助かってる。
Y:確かに、こだわりを持つことが早い女の子と比べて、男の子は何でも着てくれるかもしれないね。でもだからといって、「男の子が着るものはなんでもいい」ようなことをいわれるのは、あんまり好きじゃない。
うちの子が通っている園は、クリスマス会でドレスアップするんだけど、女の子ママたちが発する「男の子は楽でいいね」って言葉には何度もモヤモヤしたなあ。ひらひらのドレスは着せられないけど、男の子ママだってそこそこ時間をかけて衣装選びをしているし、なんでもよくはないんだけどな〜って。彼女たちから、ちょっとした優越感を感じたりもして。
A:子どもは自分が着る服にこだわりなくても、親として晴れの舞台に向かわせる気持ちは一緒。「男の子は適当に扱っていい」みたいな考えは私も好きじゃないな。
Y:それでいうと、「うちの子は女の子だから、パパがかわいくてかわいくて仕方ないみたい」って女の子ママの言葉も複雑な気持ちになる。かわいくて仕方ないのは、女の子も男の子も一緒なのに…って。
A:女の子にはまた違ったかわいさがあって、異性の親からしたらたまらない部分もあるのかもしれないけれど、「女の子だから」って前置きは余計だね。女の子ママが同性の子どもを愛おしく思うのと同じように、男の子パパだって子どものことは目に入れても痛くないくらいかわいいと思う。