なぜ「男の子ママはかわいそう」なのか?
A:「男の子より女の子がほしい」という風潮の背景には、どんな理由があるんだろう?女の子は男の子よりおとなしい、将来孫の世話ができる、かわいい服を着せられる…それ以外に何かあるのかな?
Y:男の子と女の子の両方のお子さんがいるバス停で一緒のママたちがよく、女の子はしっかりしてて頼りになる、1日の出来事を話してくれる、ケガが少ない、体が丈夫、女友だちみたいで楽しいっていってるよ。そうした傾向はあるのかもしれないね。
でもそれより、母親として「男の子」は性別が違うために未知の生物で、どう接していいのかわからないってことも大きいんじゃないかな?
これまで生きてきた中で同性である女の子はまわりにたくさんいたから、どんな風に成長して、どんなことに悩みがちで、どんな風に接すればいいのか何となくわかる。でも男の子のことはよくわからないじゃない?男の兄弟がいない私たちは特に。
A:それはあるね。2〜3歳くらいのころだったかな?上の息子が急に“う○こ”とか“ち○こ”とか連発し始めたときには焦ったよ。ググったら、“男の子あるある”みたいでホッとしたけど(笑)。
Y:母親には理解不能で、うちの子大丈夫?って焦るよね(笑)。私は産前、東村アキコさんの漫画『ママはテンパリスト』を読んで、男の子ってこういうものなんだ〜って思ってたから「お、きたきた!」って思った。
最近は『息子のトリセツ』(黒川伊保子・著)っていう本を読んで、男の子育児ってとってもエキサイティングなものなんじゃないかとより一層思えるようになったよ。
男性脳の仕組みや成長の過程、それを踏まえた息子への関わり方だったりを、著者の育児体験を交えながら脳科学的な視点で解説している本なんだけど、「男の子の全容」を知れたことで、うっすらとあった不安が消えて、より息子の成長をより愛おしいとか楽しみだと思えるようになった気がする。いつか「クソババア」っていわれる日が来ても全然平気(笑)。
A:それは頼もしい本!確かに男の子の生態がわかると、子育てってぐっと楽になるのかもしれないね。