息子は小さな恋人はホントだった!
A:いつか「クソババア」っていわれるかもしれないけれど、正直幼い息子たちは小さい恋人そのものじゃない?
Y:うん!話には聞いてたけど、「ママかわいい」って本当にいってくれるよね。
A:そうそう、「ママを守ってあげる」とか「ママだいすき」とかね。私の同年代日本男子がなかなか口にしないようなことをサラリといってのける(笑)。うちはふたりいるから、どっちのほうがママが好きかを競いあってたりして、悪い気はしないよ。
パパとケンカしたときも、「ママは女の子だからやさしくでしょっ!」ってふたりでパパに体当たりしてくれてキュンとしたこともある。おかげでアイドルにハマらずにすんでるのかも(笑)。
Y:甘い言葉も囁いてくれるし、自分好みの服を着てくれるし、アイドルより投資し甲斐があるよね(笑)。
A:そうそう。つまりまとめると、男の子ママは全然かわいそうなんかじゃない!
子どもをステレオタイプに当てはめないで
A:Yはもしもうひとり子どもを授かるのなら、やっぱり女の子がいい?
Y:正直なところ、女の子がいいかな。それは、女の子育児がどんなものか体験してみたいから。
A:私も同じ。でも女の子だったからって、おとなしくないかもしれないし、ショッピングが嫌いかもしれないし、将来遠くに行って帰ってこないかもしれない。
逆もまた然りで、男の子だけどおとなしい子もいるし、将来近所に住む友だちみたいになるかもしれないし、一緒にカフェでお茶しながらお話しするような仲になるかもしれない。
男の子であれ女の子であれ、いろいろな個性があって、親が思い描いているような性格・性質の子だとは限らない。女の子なんだからこうしてほしい、男の子だからこうじゃなきゃ!って親が理想にとらわれていると、子どもが窮屈かもしれないね。
Y:確かにステレオタイプに当てはめないほうがいいよね。性別や性格がどうであろうと、子どもはかわいいし、うちの子がこの子でよかった〜って思うんじゃないかな。子どもの性別だけで「かわいそう」だと決めつけるのはナンセンスだね。
「男の子よりも女の子を育てたい」という時代の風潮はあるかもしれません。でも待望の女の子を授かり、「ひらひらのお洋服を着せて、将来一緒にショッピングをして、孫のお世話をして…」という楽しい想像をしていても、その子がそれを望まなかったら…?最初はちょっぴり残念に思うかもしれないけれど、きっとそれでもその子を大切に想う気持ちは変わらないはずです。最初女の子を望んでいた男の子ママだって、それと同じ。
多くの親は、条件付きの愛情ではなく、その子の存在そのものを愛おしいと感じるものではないでしょうか。だから子どもの性別で「かわいそう」だとか「負け組」だとか判断しないでほしい。2人のかわいい息子を育てる幸せな筆者は、そう願っています。