転職や独立の前に「思考転換」を
さらには、ご自身はいまだにプレイヤーのような振る舞いをしているように感じますが、会社としてはそこは求めていないというのもあるのではないでしょうか?
たとえば、チームを取りまとめて上にあげるというのが30代に求められていたとして、40代は上の要求をチームに伝えてアクションさせる方が求められていたりはしませんか?そこで、「私は経験からこう思う」というのは、もしかすると望まれていないのかもしれません。
このプレイヤーからの脱却に思考転換をした後、それでもやっぱり会社に意見を通したいという気持ちがあるのであれば、やはり会社に属している以上、経営層に意見が通せるような関係を築くか、自らが経営層になるしかないと思います。
特に女性だと、自らが経営層になるというのを意識していない場合もよくあるように思います。人によっては、役職にガツガツしている男性が嫌いな人も…。でも、専門領域を極めたその先のステップとして、上司に対等に意見を通すために役職を得ることにガツガツしてみるのも大事かと思います。
また、外資系だと経営層は海外ですので、経営層になるのはほぼ無理ということもあるかもしれません。その場合、日系企業に幹部候補として転職するというのも視野に入れるほうがよいと思います。もしくは独立でしょうか。
いまの感じで見ると、転職やら独立よりは、まずは思考転換だと思います。また、転職するとした場合、過去10年で4社の外資系転職をされているのであれば、自分が勝手がわかるところに行っても同じことの繰り返しかもしれませんし、次は日系に行くべきでしょう。
独立するとしたら、何をするかもそうですが、人脈も必要です。先日、20年前に独立していまはその業界で名の通った方にお話を伺ったら、独立1年前から人脈形成を行い300人くらいはアプローチしたとのことでした。
社内に残るにしても転職するにしても独立するにしても、人との関わり方みたいなところというのが大事になってくると思います。
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