年上妻の方が楽だったんだけど…
ケイスケ:ケンジは不妊治療とかしてたもんな。
ケンジ:俺は自然の流れで授かれればいいなと思ってたんだけど、元妻が焦っちゃってて。
筆者:前の奥さんは年上の方だったよね?
ケンジ:俺の2つ上。離婚したとき、俺が33歳で元妻は35歳。地方出身で、地元の友だちがほとんど結婚して、子どももいてっていう環境だったから、焦る気持ちはわかるんだけど、やっぱ俺は途中からしんどくなっちゃって。
喧嘩になるっていうよりはお互いなんのために一緒にいるんだろうっていう気持ちが強かったなぁ。最後はあんまり口もきかなくなって、彼女が完全に余裕がなくなって、ちょっと鬱っぽくなっちゃったんだよね。
ケイスケ:ケンジも子どもがほしくないわけじゃなかったから、つらかったよな。
ケンジ:俺も元妻も最後まで頑張ったんだけどな…。こればっかりはどうにもできなかった。いまの妻ともまだ子どもはできてないけど、すぐにとは思わないなぁ。まだそういう話もしてないけど、いつか自然にできたらいいなと思ってる。
筆者:唯一、年上とも年下とも結婚した経験があるケンジだけど、大きく違うところってどんなところだった?
ケンジ:年齢と性格って直結しないとは思うけど、やっぱり年上のほうが楽は楽だった。先回りしていろんなことに気がついてくれたり、過度に干渉してきたりしない。ちょっと甘えたりもできるし…男として、年下に甘えるのは抵抗があるんだよね。
ケイスケ:そういえば、ケンジが年下と付き合うってなかったな。いままでずっと年上か同級生だった気がする。
ケンジ:初めて年下と付き合ったよ。ちょうどいまの妻と出会ったのが、仕事で昇格したりして離婚の傷も癒えてきたタイミングで。そんなときに彼女が転職してきて、いろいろ俺が教えているうちに好きになっちゃって。なんか素直になんでも聞いてくれる感じがかわいいなと思ったんだよね。
ケイスケ:年下がかわいい理由、ようやくわかったか(笑)。
ケンジ:ケイスケはずっと年下だよな。