こんにちは。メルマガ「不思議まっさい中!遠慮なく幸せになる話」で宇宙の法則にのって幸せに生きる秘訣をお届けしている観月まひろです。
私はしつけに厳しい家に育ったので、「世界は厳しいものだ」と思っていました。しかし数年前にやっと、「世界は思っているよりもやさしいものなのでは?」と気がつきました。
私のような人は多いのかもしれません。
「厳しい世界」と「やさしい世界」があるのなら、「やさしい世界」に住みたいに決まっていますよね。
そんな「やさしい世界」に住もうにも、その資格がある人とない人がいることがわかったので、きょうはそのお話をします。
「やさしい世界」に住む認知症のばあちゃん
先日、昔お世話になった先輩女性とひさしぶりに会いました。
先輩からは以前、同居しているお義母さんが認知症になったことを聞いていました。お義母さんはとっても気丈な方だったので、聞いたときには驚いたのです。
先輩は「いまのところ、家族みんなでうまく認知症とつきあっている」と話し、こういいました。
『ばあちゃん(お義母さん)は、自分でボケている自覚があるのよ。だからみんなも「ばあちゃん、またボケてるよ~」と明るくツッコむし、ばあちゃんも「あ、私、またボケてた。やってらんないわ」っていってるくらいよ。どうやらね、ばあちゃん自身がボケても受け入れてもらえる、ボケても愛されてるって実感できていれば、比較的安定していられるみたいなのよね』。
なるほど、すごいな~と思いました。
認知症を見守る苦労は、実はたくさんあると思うのですが、それでもお義母さんを責めることなく受け入れていこうとする先輩家族。お義母さんは「やさしい世界」に住んでおられるのだなとしみじみ感動したのです。
「やさしい世界」に住むための資格
その数日後のことでした。今度は知り合いの男性から、ひょんなことで悩みを打ち明けられました。「最近調子が悪いから、ついタバコを吸ってしまう。そしたらどんどん吸ってしまって、ますます落ち込んでしまう」と。
そのときわかったんですよね。
彼はとってもマジメだから、調子が出ない自分を「そんなんじゃダメだ」と責めていて、それを紛らわすためにタバコを吸い、今度は「身体に悪いことをしてる」とまた自分を責めているんです。
これだけ自分を責めていたら、そりゃ気持ちは落ちていく一方でしょう。
だけど、みなさんにも心当たりがありますよね?こういう無意識の負のスパイラル。
みんな「やさしい世界」に住みたいと思っています。失敗しても、ダメダメな私でも、みんなに許してもらえる「やさしい世界」に、です。
でも残念ながら、あなたが、あなたを責めている限り、あなたの現実が「やさしい世界」になることはありません。あなたが、あなたの内側で、徹底的に自分を許す「やさしい世界」をつくる。これが、あなたが「やさしい世界」に住むための資格です。
そういわれても、マジメが習慣になっている私たち。自分を責めないでいることが難しいのです。それが「やさしい世界」に住む資格を失っている状態です。
私は彼に、わが家の娘の話をしました。