更年期障害の治療法とスキンケア
更年期障害の治療法のひとつに、減少するエストロゲンを補充する「ホルモン補充療法(HRT)」があります。
病院で更年期障害と判断された場合、健康保険が適用されます。治療薬には、飲み薬や塗布薬、貼り薬があり、一定の症状軽減効果が期待できます。
更年期後は、エストロゲンが少ない状態でホルモンバランスが安定します。しかし、安定した後もこのHRTを続ければ、身体や肌の老化をある程度防ぐことができます。
若さやハリを保つために、色々あるサプリメントを摂るより賢い方法かもしれません。ただし、HRTにはメリット・デメリットがあるため、専門医としっかり相談してから始めましょう。
お肌の更年期対策は、肌環境を整えること
エストロゲンが減少すれば、肌にとって不利な要素が増えるのは確かです。しかし、それは肌を取り巻く環境のひとつに過ぎません。
肌は常にターンオーバーを続け、少しでもよい細胞に育とうとしています。
私たちは、エストロゲン減少以外の基本的な乾燥や紫外線等のダメージに普段から気をつけ、より細胞が育ちやすい環境を作ってあげるべきなのです。
そうすれば、50代、60代はもちろん、70代以降も10歳、20歳以上若く、健康で美しい肌が実現できます。
まだ更年期を迎えていない方は、いまからしっかり肌を育てておけば、更年期が訪れても揺らぎの少ない肌になれます。肌に体力があれば、ホルモンバランス変動の影響を受けにくいからです。
どの年代の女性にもいえるのは、スキンケアの正しい知識と継続する力を身につけておくということですね。
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