2.日本とは全然違う!韓国の結婚式
韓国の結婚式と日本の結婚式は大きく異なります。マイナビウエディングによると、日本では、約7割のカップルが結婚式よりも入籍を先にしますが、韓国では結婚式のあとに婚姻届けを提出するカップルがほとんどです。
理由を聞いてみたら、「結婚式をしたあとに別れるカップルが多いからだ」とのこと(笑)。これは半分冗談で、半分本当です。
また、結婚式の規模も違います。
韓国では新郎新婦の友人、両親の友人、両親の会社の人、同じ教会に通っている人、サークル仲間など、多くの人を招待します。ですから、結婚式会場に行くと、誰が新郎新婦の関係者なのかわからない…なんてこともよくあります。新郎新婦の関係者以外の参列者がジーンズで来ていた、なんてこともありました。
ご祝儀も、仲がよければ友情分包みますが、それほど深い仲ではなかったり、直接の顔見知りじゃなかったりする場合は5万ウォン(日本円で5,000円相当)を包みます。日本人からすると安いと感じますが、これが相場です。
知り合いの多い韓国人は、あまりにもたくさん結婚式に呼ばれすぎて、ご祝儀でお金が飛んでしまう…なんてこともあるようですよ。結婚式事情については、こちらの記事でも触れていますので、ぜひご覧くださいね。
3.結婚後の夫婦の苗字・子どもの苗字
韓国では結婚後も夫婦別姓で、妻は元の苗字を、生まれた子どもの多くは父親の苗字を名乗ります。筆者も結婚後、苗字を変えることなく生活しています。日本での戸籍標本でも苗字はそのままです。
日本にいるときは、結婚したら女性は苗字が変わるものだと思っていたので、少し驚きました。韓国では「自分の姓名は自分のもの」と考える人が多いようです。
まれに日本人女性が男性の苗字に姓を変えることもありますが、韓国人は「なんでわざわざ?」という反応です。韓国には結婚を機に苗字を変える文化がないため、改名手続きの扱いになり手続きも煩雑です。
筆者は韓国の文化に合わせてもとの苗字を使用していますが、特に不便に感じることはありません。
同じ結婚でも、韓国人同士や日韓カップルの結婚は日本人同士の結婚とは違うところが多いですね。しかし、ほかの国のパートナーと国際結婚した友人たちの話を聞くと、日韓カップルの結婚は少し楽だなと感じます。
次のページからは、「韓国人の離婚事情」をご紹介します。