こんにちは。韓国在住3年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。
きょうは韓国で運転免許を取った私の話を交えて、日韓の運転事情、運転免許取得事情を比較したいと思います。
- 2021年6月の情報です。韓国での免許取得を考えている方は、韓国大使館のホームページから、最新の情報をご確認ください。
韓国人のスマホは通報ツール?
まず先にお伝えすると、韓国人は日本人に比べて運転が荒い人が多いです。また無断駐車も多く、ウィンカーを入れてもなかなか入れてくれません。
韓国の警察は、日本のように交通違反車を待ち構えて取り締まる、いわゆる“ネズミ捕り”をすることはありませんが、その代わり、防犯カメラや速度探知機が至るところに設置されています。
防犯カメラや速度探知機が設置されている場所の情報は、すぐにカカオマップ等の地図アプリにアップロードされるので、ナビを付け、どこで取り締まりが行われているかをチェックしている人は多いです。
そんな韓国にはいま、市民がスマホ経由で駐車違反や危険運転など交通違反をしている車を通報できるアプリがあります。
警視庁が出しているもので、違反している車の動画や写真を警視庁に送り、担当者が取り締まり対象だと判断すれば、車の持ち主に罰金や罰則のお知らせが届くようになっています。韓国のほとんどの車にはドライブレコーダーがついているので、その映像を送信し、通報する人もいるようです。
まるで「監視社会のようだ」という意見もありますが、2016年には98万1,185件(全体の約6.6%)もの交通違反をこの通報アプリ経由で取り締まることができたそうで、交通違反の削減に一役買っているといえそうです。(参考:日経XTECH)