こんにちは。韓国在住3年目のライターHAZUKIです。韓国人男性と結婚し、現在は韓国で日本語講師として働いています。
日本人同士の夫婦やカップルでも意見の食い違いでぶつかることはありますが、違う国、違う環境で育ったふたりならなおさらです。
さらに筆者夫婦の場合は、“近くて遠い国”日韓夫婦なので、政治的にも歴史的にもぶつかることが多々あります。そこで今回は、筆者周辺の夫婦の事例をもとに「日韓夫婦の喧嘩のタネ」を5つご紹介します。
ちなみに、ほかの日韓カップル、特に学生など若いカップルはぶつかるのが嫌だから日韓問題については触れないというケースもあるようです。
もちろんそれぞれの事情があるでしょうが、筆者個人的には家族なのに大切な話ができないのは寂しいと考えます。家族だからこそ、ぶつかってでもお互いの考えを理解し合う必要があると思うのです。まあ、これは韓国に来て同棲、そして結婚してからの考え方ですが…。
それでは我々夫婦、そして筆者周辺夫婦が経験した「喧嘩のタネ」をご紹介しましょう!
1.歴史的・政治的な認識の違い
もちろん最初はこれでしょう。片方は日本で、片方は韓国で育ったので、当然考え方が違います。
筆者夫婦の場合の救いは、お互いに自分の国の報道が100%ではないかもしれないと感じていたという点です。またお互いに留学経験があり、他国の人たちの多様な価値観に触れていたことも救いのひとつかも…。
考え方が違って当たり前、自国の報道がすべてではない。そう思っていてもついついヒートアップしてしまうのが人間ですよね。
付き合って遠距離恋愛しているときは問題なかったのですが、韓国で同棲を始め、深い話をする機会が増えてからは、話し合いの末に寝ることができなかった日も1度や2度ではありません。
しかしいまは、お互いにそれぞれの言い分や時代背景を理解しようと努力しています。筆者は韓国の歴史を、夫は日本の歴史や日本人の本音を知る勉強もしています。
最初は結構ぶつかりましたが、お互いにまず相手の言い分を聞くようにすることでぶつかり合いはかなり減りました。ちなみに筆者の知り合いの日韓夫婦は、領土問題に言及するたび大喧嘩するそうです。