まずは知ってみよう
いまは僕以外にも、さまざまなメディアやSNSで当事者の方がLGBTやセクシャルマイノリティについて情報発信をしています。
少し意識するだけで、それらの生の情報に触れることができる時代です。情報の正確さももちろん大切なのでその精査も必要ではありますが、当事者の声を聞けば聞くほどそれぞれの立場や職業、置かれている状況や環境、考え方も抱えている課題感も千差万別でとても幅が広いことを感じると思います。
僕も自分で発信をするようになってから、「セクシャルマイノリティ」という言葉が包括する広さに驚いたものです。当事者としても驚いたのですから、そうではない人にとっても同様のことと思います。
そして少しでも、見えないけれどいるかもしれない当事者の存在に思いを馳せてみてほしいのです。
いま多くのLGBTやセクシャルマイノリティ当事者と理解者のかたがたが声を上げ、活動をしています。活動はとても重要で大切なことですが、調べて知ったばかりのかたやこれから知っていきたいというかたは、まずは身近な「当事者はいないと決めつけない」「自分の周りにもいるかもしれない」と考えてみることからはじめてみてほしいなと思います。
知らなかったなら、知ってほしい。知っている人がたくさん増えてほしい。それが冒頭のカムアウトをするかしないか選択する自由にも繋がる、しないことを選んだ際でも自分の性で自分らしく暮らしていける人がひとりでも増える一歩になると思います。
小さくても、一歩は一歩です。できることから、はじめてみましょう。
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