日本の魅力3.防災設備、防災意識が高い
4枚のプレートの衝突部の上にある日本は、地震や津波などの自然災害が多い国です。また地理的にも台風に直撃されやすい国でもあります(参考:こどもアサヒ)。
自然災害の脅威と隣り合わせではありますが、その分、一般市民も高い防災意識を持っており、自治体もそれぞれ防災対策を行っているため、日本で暮らしていると安心感があります。
韓国は日本に比べて地震の頻度はかなり低い国ですが、最近、南の地域で何度か地震が観測されています。2017年には浦項市でマグニチュード5の地震がありました(参考:時事通信)。
韓国で地震が起きると軍隊や特別隊などが迅速に救助活動を行ってくれますが、日本人と比べると韓国人の防災意識が低いことは確かです。
日本人は小さいころから何度も防災訓練を受けているため、いざというときにどのように対応すればいいのかある程度わかりますが、韓国人はそうではありません。
以前、小学生に日本語の授業をしているときに、たまたま日本の地震の話になったので、「もしいま、ここで地震がおきたらどうする?」と聞いてみたところ、答えられる学生はひとりしかいませんでした。その学生のお母さんは日本人で、防災の教育をしっかりされていたようです。
災害はいつどこで発生するかわかりません。地震が起きづらいといわれている韓国でも同じです。その点、防災意識の高い日本はいざというときに対処しやすいと思います。
ほかにも一心不乱でものづくりをする職人精神や、昔ながらのものが受け継がれていること、伝統を大切にすることなどもありますが、それは日本にいたときから素晴らしいと感じていたので、ここでは割愛しました。
ここで挙げた3つのポイントは、いま外国に在住しているかたには共感していただけるのではないでしょうか。外国に住んで、自分の国のよさを再確認できるのも、移住してよかったなと思えることのひとつです。
次からは、韓国に来て3年、日本に帰れなくてもうすぐ2年になる筆者自身の変化をご紹介します。