稼ぎについては言いづらい!だから自分のお小遣いを我慢
収入がそこまで高くないという夫。ただ「もっと稼いで来て!」なんて、なかなか言える話じゃないですよね。転職するのにも時間や労力がかかります。
「もっと稼いできてほしいなと思うけど、月給が急に上がるわけではないので、そこは言わないようにしています。ただ自分が低収入なのは理解してほしい!かなり節約しながら暮らしているので、家計は毎月厳しいです。
それでもマイホームを建てたいという夫の夢があり、子どもの教育資金もなんとか捻出しています。私もパートで働いていますが、自分のお小遣いはほとんどありません。本当は新しいコスメもほしいし、おしゃれな髪型にもしたい。でもコスメは100均かフリマアプリ、ヘアカラーはずっとセルフです」(30代前半・結婚8年目/子どもアリ)
夢のために、自分のお小遣いを我慢しているという妻。美容への投資を抑え、家族の未来に向けてコツコツ貯金を続けているそうです。その意識は夫も同じなのかと思いきや…
「それなのに、夫は無駄遣いが多い。コンビニで毎回スイーツを買ってきます。しかも『家族で食べる分だから、食費からちょうだい』って。
一度節約してるからやめてほしいと言ったんですが、スイーツは我慢できないから節約なんてしなくていいよ!と言われ、私の言いたいことが全然伝わってないんだなとがっくりしました。
節約しないと余裕がないから言ってるのに…。改善するためにその後、それとなく『家計にそんなに余裕がないから節制しよう』と伝えたら、『俺の給料が低いって言いたいのか』と機嫌が悪くなってしまいました。
私が自分のお小遣いを我慢すればいいだけなので、それ以降はグッとこらえています。周りには節約上手な自慢のお嫁さん、って夫は言いふらしてるみたいですけど…」が(同上)
このかたは結局自分のお小遣いを我慢し、何とかやりくりを続けているんだそう。節約になかなか賛同してくれず、挙句の果てに機嫌が悪くなってしまったという夫。生活している上で日々消費しているものなどを考慮すれば、毎月いくらでやりくりしているのかはなんとなくわかりそうですが…。
低収入なことを責めたいわけではないのに、機嫌が悪くなってしまっては、話を進めることも難しくなります。もう少し家計の内容を把握し、協力的な姿勢を見せてほしいものです。
家事や育児をやってくれない!期待するだけ無駄だから我慢
前述のように、2012年ごろから共働き世帯が増えていることを考慮すると、家事育児もそれぞれ分担するのが自然の流れ。しかし、いまだに家事や育児は女性のやるものという考えが抜けきっていない人もいるようです。
「家事や育児に協力的な男性が増えてきてるとは言いますが…我が家は全然。そういう時代の流れをまったく知らないんだと思います。
ずーっとスマホを見てソファーでゴロゴロ、休日も子どもと遊ぶことはなく、公園にみんなで行ってもずっとレジャーシートの上で寝転がっているだけです。
子どもが『パパ遊ぼうよ~』って誘っても、疲れてるからここで見てるよと断って終わり。いつしか子どもたちも夫を誘わなくなりました。自然と、遊び相手は私だけになります。
友人たちとお出かけしたとき、友人のご主人たちは子どもと積極的に遊んでいました。私の子どもとも遊んでくれて、サッカーをしたりバドミントンをしたり。それを見ていた夫も焦ったんでしょうね、重い腰を上げて遊びに参加していましたよ。
しかし子どもって正直ですから『パパはいつもみたいに寝てていいんだよ』って。思わず笑っちゃいましたし、友人たちも苦笑い。夫は慌てて『そんなに毎回寝てないでしょ?』と言ってましたけど…。
また一度『出かけるのにまだ終わってないの?いつ終わるの?』などと言われたことがあって、さすがに私も我慢の限界を迎えてキレました。それ以降そういったことは言わなくなりましたし、数日は『俺も手伝うよ』と洗濯物などをたたむようになりました。
だから意識が変わってきたのかな?と期待しましたが、結局1週間で元通り。友人家族と遊んだ件も、夫の心にはなにも響いてませんでした。期待しても結局がっかりして終わるので、無駄です」(30代前半・結婚4年目/子どもアリ)
疲れているのはお互いさまだし、そもそも育児はふたりでやるもの。協力的なほかの家族と比べると、ますます切なくなってしまいます。ほかの家庭の様子を見て、少しでも刺激を受けてくれればいいのですが…。
期待しても無駄だから、自分が我慢すればいい。こうして心に不満を抱え込んでいる妻、実は少なくないようです。