こんにちは。在韓3年目のライターHAZUKIです。
私は現在、韓国で日本語教師として働いています。この仕事をしていると、同じ外国語の勉強をしていても、すぐに上達する人と何年やってもまったく上達しない人がいることが目に見えてわかります。
私はいつも担当になったからには、モチベーション維持の方法や日々の勉強方法のアドバイスも含め、必ず日本語の実力を上げるように全力を注ぎますが、同じような指導をしても、成長速度は人によってかなり違います。
外国語が上達する人、しない人の違いはいったい何なのでしょうか?
今回は「外国語が上達する人に共通する3つのポイント」を、私自身の外国語勉強体験も踏まえて書いていきます。外国語を勉強しようとしている方、最近スランプに陥っている方の参考になれば幸いです。
外国語が上達する人に共通する3つのポイント
1.オープンマインドであること
「オープンマインドである」とは具体的に、このような姿勢のことです。
- 勉強するときにネガティブな感情を持ってこない
- 楽しみながら授業する
- 成長していることを自分で感じ、段階を楽しむ
- 間違いを恐れない
- ほかの人のアドバイスをよく聞く
- 授業中で質問されたり、当てられたりしたときに、「わかりません」というのではなく、とりあえず回答してみる
このような姿勢で外国語を学習すると、効率がかなり上がります。
とくに会話の授業をするときは、間違えてもいいので発言してみて、自分の言いたいことが伝わるかどうかを確認。伝わっていたらもっといい表現を探し、逆に伝わらなかったらどのように言えばいいのかを考えます。最初からできる人なんていません。「間違えて、考える」を繰り返すことで上達していきます。
授業中に何度もフィードバックを受けることで、確実にスキルは上がっていきます。しかし、間違えるのが恥ずかしい、完璧に話さなくてはいけない…などと考え、毎回辞書を使って話したり、なぜか母国語でもなく学習言語でもない英語で話したりすると、なかなか上達することはできません。
あまりにも成長速度がゆっくりなので、「全然上手にならない」「自分には外国語は無理だ」と早とちりをして、すぐにやめてしまう人も多いです。もったいないですね…。
オープンマインドな姿勢で、間違いを恐れず、間違えから学ぶ姿勢を持つ人は、外国語の上達スピードも早いです。
2.予習・復習をしっかりする
当たり前のことですが、いくら塾で大金を払っても、質の高い参考書を大量に買っても、ネイティブの先生と1:1で授業をしても、本人が勉強しなかったら伸びません。
ネイティブの先生の授業を受ければ、その時間は外国語で話しますから意味がないわけではありませんが、予習や復習をしっかりしている方が吸収度も定着度も高くなります。いくらお金や時間を投資しても、結局本人がやらなければ意味がないんです。
ワーキングホリデーに行って外国語が上達する人とまったく変わらない人がいますが、これも同じことです。
ネイティブの先生に習ったり外国に行ったりしたからといって、自然に上達するわけではありません。やはり努力してこそ、外国語は上達するのです。