メンタルクリニックを利用する
それでも気落ちした心が戻らない。あれこれ工夫してストレスを発散しても、辛い状況になってしまうこともあると思います。
工夫したうえでのことだと「なぜ?」と疑問に感じるかもしれませんが、これは誰にでも起こりうることです。
誰かに話したり相談したり、ストレス解消になるようなことをして気を紛らわせてみても回復しない状況になってしまった場合や、「このままではそうなってしまうかも?」と予感した際はメンタルクリニックの受診も考えていただきたいです。
メンタルクリニックは内科などと違い、なかなか受診の機会がないでしょう。そのため、受診を考える基準がわかりにくいのが正直な感想だと思います。
「このくらいで受診していいの?」「もっと辛い人もいる」と考えてしまいがちですが、受診を検討しはじめるくらいには辛い状態であるとも考えられます。
どんなに冷静だと思っていても、思っている以上に自分の精神状況を客観的に見ることは難しく、自分で「まだ大丈夫」と感じていても実際はかなりの心的負担がかかってしまっているかもしれません。
「もっと辛い状況の人もいる」と他者と比べる前に、自分で調子が悪いと感じたら風邪をひいたり体調がよくない際と同様に、選択肢のひとつとしてメンタルクリニックの受診を考えてみてください。
受診してみて特に心配がなければそれでいいのだから、というのは身体だけではなく、心にも言えることです。
最後に
僕は虚弱で疲れやすい体質だからこそ、「心も同じだな」と考えるようになってから、本当の意味で自分を大切にできるようになった気がします。
自分の身体や体調の変化は気遣うことができても、身体と同じように心を気遣うことができるかというと一概にはそうとは言えないのではないでしょうか。
働き過ぎると身体が疲れてしまうのと同様に、世情やいま自分が置かれている状況によって、知らず知らずのうちに心が疲れてしまうことは誰にでもあることです。
頑張りすぎは心にも身体にもよくありません。身体はもちろん労わりながら、心の疲れもため過ぎないように、定期的に発散したり必要以上に疲れてしまわないように心がけていきたいものですね。
- 参考:フェリシモ モノコトづくりラボ
- image by:Unsplash
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