「円満の秘訣」はカップルの数だけある
今回は、僕たちカップルの円満に暮らせている要因を書かせていただきました。しかし、いわゆる“円満の秘訣”は、カップルの数だけ方法があるのだと思います。
僕たちのように一つ一つを言葉にしなくても円満なカップルも、全く別の方法で円満に暮らしているカップルもいるでしょう。
たとえば僕と彼女は身体が女性同士なので生理などの身体の不調についてわかり合いやすく、調子の悪い状態を察したりそのぶんの家庭内での動きをサポートすることができます。
しかしこれは女性同士のカップル特有のことではなく、男女のカップルでもお互いが要望をきちんと伝えることとそれを受け止めようと思えていればサポートなどができるでしょう。
ここでは、わかりやすい生理を例として取り上げましたが、男性特有の要望もあると思います。
結局のところ、お互いのことを考えながらふたりの暮らしを運営していくというとてもシンプルなことだと思うのです。
どんなに円満で仲がよくても僕と彼女は別の人間で、考えていることも、その瞬間に望んでいることも同じでないことのほうがずっと多い。
なので、してほしいことは言わないとわからないし、僕は人よりも察することが得意でないと自負しているので「要望はなるべく言葉にしてほしい」と彼女に頼んでいます。
それは彼女の要望はなるべく叶えたいと心から思っているからで、彼女もまた僕の要望をなるべく叶えたいと思ってくれている。それが僕にも伝わるから、またお返しをしたいと思える。
要は、「相手のために」をお互いが繰り返しているだけなのです。だから冒頭の相手が嫌な家事を僕がなるべくやりたいという考えにもなるのではないでしょうか。
これから一緒に年齢を重ねていくなかですれ違うことや、いままでにないケンカになってしまうことがあるかもしれません。そんなときにちゃんと向き合えるだけの関係を築いていくために、家事であったり声がけであったりを日常で積み重ねていきたいと思います。
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