『賭博黙示録カイジ』の方が面白い?
大流行とはいいましたが、人によってはハマらなかったという人もいます。
筆者のまわりにいる韓国人は、日本語を勉強していたり日本に対して関心が高かったりする人が多いので、彼らの中には「『賭博黙示録カイジ』(原作・福本伸行)や『今際の国のアリス』(原作・麻生羽呂)、『バトルロワイヤル』(原作・高見広春)などの日本の作品のほうが、オリジナリティがあって面白かった」と話す人もいます。
これは“韓国人あるある”なことですが、なぜが自国のものが海外で大流行したら、「そこまで流行る理由がわからない」と冷めて見る人が多くいます(特に30~60代の男性に多い)。
2019年公開の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、海外で流行していましたが、その際も国内に同じような反応をする人たちがいました。ある意味まわりに流されず、自分なりの意見を持っている、ともいえますね。
「イカゲーム」を観るのがツライわけ
「イカゲーム」は失業、高齢者の貧困などの社会問題、そして大金を目の前にした人間の残酷さを見せつけます。
ここ最近、韓国で人気が出ていたドラマや映画は日常の幸せ、人間の美しさ、人生の素晴らしさを描いた作品が多かったのですが、「イカゲーム」はそれらと比べると、刺激的でリアルな感情が描かれているので、「面白いけれど苦しくなる」「心が痛い」「後味が悪い」などの意見もありました。
心も体も健康なときは楽しめますが、疲れているときはかなりストレスを受けてしまう作品といえるかもしれません。
最近SNSで、「『イカゲーム』のシーズン2が出るのではないか」という話も出ています。正式に発表されたわけではありませんが、シーズン1の終わりかたや流れからすると続編があるのかな?とついつい期待してしまいます。また最新情報が出たらお伝えしますね!
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