2022年。大統領が変わると…
2022年は、自分の勉強に集中するために余裕を持ちながら授業を行うことにしました。
授業は、1:1の塾での授業が中心。塾で行う授業は個人的に契約する授業より、1時間あたりの授業料は減りましたが、塾は講師のスケジュールをすべて管理してくれるのでその点がよかったです。
塾では授業だけに集中できたので、自分の時間が増えました。日曜日も休むことができ、家族との時間を持てたこともよかったです。
…とある程度余裕をもって授業を行っていたのですが、最近また忙しくなってきたのです。
理由はいろいろありますが、そのうちの一つがやはりユン・ソギョル(ユン・ソクヨル)大統領の影響です。大統領が変わることで、今度の韓国情勢も変わってきます。
ユンソギョル大統領は、以下の3つを呼び掛けています。
- 最低賃金の撤廃
- 週52時間勤務の緩和
- 私教育強化
この政策によってさらに若い人たちは就職が難しくなり、以下の3つを含むさまざまな問題点が予想されます。
- 就職できても業務が多い
- 残業代が出ない
- 給料が下がる
このため少しでもいい会社に入っていい条件で働けるようにと、会社員や就活生がさらにスペックを積むために塾へ来るようになりました。
担当授業はかなり増加。これは、1週間に2回以上授業をしている人たちの出席簿です。これ以外にもまだまだあります。
さらに私教育の強化もあるので、さらに学生たちが塾にやってくることも予想されるでしょう。
筆者の塾は外国語塾なので大学試験には直接関係ないことから、そこまで学生の生徒さんは増えていませんが、筆者の日本語生徒さんである塾の数学講師によると、たしかに最近塾の申し込みや家庭教師の依頼が増えてきたそうです。
これが筆者の体感の2020年、2021年、2022年の日本語授業の変移です。
新型コロナウイルスや大統領の影響でここ数年が授業の形や方法が本当に変わりました。最近は出入国も緩くなってきたので、日本語教師のビザを出すことができる塾も増えてくると思います。
もし韓国で日本語教師になりたいかたは、いまの間にしっかり準備しておけば、時期がきたときにきっとうまくいくでしょう!
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