夫婦生活が長くなると、配偶者の存在は「あって当たり前のもの」になる、と無意識に思っている人は多いもの。
昔のようなラブラブな雰囲気は遠ざかり、普段の挨拶すら気を抜いて何も言わずに済ませていれば、夫婦であっても気持ちが離れていく一方。ずっと仲睦まじく過ごせる夫婦には、お互いを尊重する姿勢があります。
きょうは、仲良し夫婦の夫が心がけているのはどんな点なのか、円満術についてご紹介します。
妻の愛情をつかんで離さない夫が心がけている「円満術」とは?
普段の挨拶を欠かさない
朝の「おはよう」から夕方の「お疲れさま」まで、妻を見れば必ず声をかけるのがラブラブな夫婦。
距離が近いとつい適当に流してしまいがちなのが挨拶ですが、顔を合わせても無言でいるのは味気ないですよね。
夫のなかには「妻が先に言ってから返す」という人も多いですが、受け身でいるのは甘えです。そんな姿に妻は、「自分に関心がないのだな」と思い、ほかのコミュニケーションまで遠ざかることにも繋がります。
家の外で他人に会えば必ず挨拶をするのに、妻や家族に言わないのはNG。挨拶は「相手の存在を前向きに受け入れている証」でもあるので、愛情を伝えるひとつとして欠かさない姿が、妻には安定した関係の喜びとなります。
妻の「呼び方」が変わらない
結婚した当初は下の名前で呼んでいたのが、気がつけば「おい」と声をかけるようになったり、子どもができれば「ママ」になったり、呼び方が変わった夫婦も多いでしょう。
結婚すれば姓が同じになるので当然下の名前で呼び合うのが自然ですが、慣れてくるとかえって口にするのが気恥ずかしくなり、他人が一緒の場などでどう呼べばいいか悩む、という声も聞きます。
ラブラブな夫婦の夫は結婚したときから妻を呼び方が変わっておらず、つまり妻の存在に抵抗を覚えていない証拠。そんな自分を家族や他人に見せることにためらいがありません。
ほかにも「お互いにあだ名で呼び合う」「ふたりきりのときだけ下の名前で呼ぶ」など、配偶者をひとりの人間として尊重する姿が呼び方には現れます。
いままで「お母さん」と呼んでいたのなら、いまさら変えるのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、あえて名前を口にすることが愛情の確認になる、と思いたいですね。
会話でのコミュニケーションを重視する
子どもがいるときは学校や部活動などの話で盛り上がるけれど、夫婦ふたりきりになると何も話題がなく、シーンとなる。
それが気まずくてふたりきりを避けるという人もいますが、会話がないのは何よりも夫婦の絆を脅かすもので、お互いに拒絶する雰囲気がつきまといます。
ラブラブな夫婦は、テレビで見たニュースやラジオで聞いた話題など、小さなことでも「こんなことがあって」と伝えあって会話を楽しみます。
物事についてお互いの意見を言い合う、気持ちを口にするのは、考え方や価値観の確認です。
それを把握しておくことで次の話題を考えることができ、自分の意識を整理する機会にもなるのですね。
我が子のことばかり話の中心になるのなら、そこからお互いの子ども時代について打ち明けあったり、家族でお出かけする場所について一緒に検索してみたり、「ふたりの時間」を楽しもうとする姿が愛情を深めるもの。
言葉を交わすことが当たり前になると、妻と楽しめそうな話を見つけるアンテナも育つので、自分から話しかけることを意識したいですね。