妻の話に耳を傾ける
「妻の話は長くて疲れる」「愚痴ばかりで聞きたくない」など、妻が切り出す話をあえて聞かない、という夫もいます。
仕事などで疲れていれば、妻の言葉に耳を傾ける心の余裕がないときもあると思いますが、そんなときでも妻を愛する夫が心がけているのは「拒絶しない」ことです。
「どうでもいい」や「またか」など、話題を否定されたら自分だって傷つくし、「もう話しかけるものか」と思いますよね。
そんな嫌悪を避けるため、忙しいときは「お風呂からあがってゆっくり聞くよ」、長くなると想像できるときは「ビールを飲みながらでもいい?」など、自分でその時間を工夫して妻の言葉を避けません。
筆者がよく取材する仲良し夫婦は、「愚痴を聞いてほしいときは夫(妻)にあらかじめ確認する」「夫(妻)が聞くのに疲れている気配を感じたらすぐ切り上げる」など、思いやりを忘れないことを心がけているそうです。
一番身近な人だからこそ、聞いてほしいこともあれば愚痴を吐きたい瞬間もありますよね。
その気持ちをお互いに受け止めようとする姿勢を、日々見せ合うことが途切れない愛情につながるのかなと感じます。
「ふたりで楽しめるもの」を探す
休日になると夫はゴルフに一日中出かけていき、妻は家で家事をするばかり。
それぞれの趣味を大切にする時間はもちろん大切ですが、そのせいでふたりの心に距離ができてしまえば、応援してもらえないばかりか嫌味や文句を言われることが増えてストレスが溜まりますよね。
ラブラブな夫婦の夫は、自分の趣味を忘れない一方で妻とふたりで楽しめるものも探します。
結婚した当初からカラオケが好きなあるご夫婦は、2カ月に一度ふたりで歌いにいく時間を持つそうで、そのために普段から好きな曲を家で楽しむのも一緒、「ふたりで新曲を探すのも楽しい」と話します。
共通の趣味がなくても、たまには妻の好きなレストランに食事に出かけたり映画を見に行ったりと、一緒に楽しめるものを探して実践するのが、心の距離をしっかり結びつける秘訣です。
妻の好きなものを否定しない
あるご夫婦は、妻が若い芸能人にハマってドラマなどを一気見し、活動を追いかける姿に呆れた夫が「年甲斐もない」「みっともない」と言って喧嘩になったそうです。
その夫自身は映画好きで海外の女優さんのファンだそうで、妻から「人のこと言えないでしょ」と返されてカチンときた、と話します。
好きなものを否定されたらいい気がしないのは当然で、自分が言われて嫌なことは配偶者であっても言わない、が鉄則。
ラブラブな夫婦の夫は、自分には理解できないものであってもそれをわざわざ妻に伝えません。
それが家庭に害のあるもの、妻が家庭を放ってまでのめり込んでいるのなら問題ですが、空いた時間に楽しむ姿まで「みっともない」などと言ってしまうのは、冗談であっても妻の心を深く傷つけます。
妻が好きなものを無理してまで自分も関心を持つ必要はありませんが、尊重することは心に留めておきたいですね。