こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは、Netflix(ネットフリックス)で配信されているオススメの韓国作品についてお話しします。
筆者はたいていの韓国ドラマは観ているのですが、正直ここ最近は「すごくおもしろい!」という作品がありませんでした。
しかし先日から見始めた2つの作品がかなりおもしろく、「これはぜひみなさんにもおすすめしたい!」と思ったのでご紹介します。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
最初のおすすめの作品は、2022年6月29日から放送中の新しい作品『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』です。韓国語のタイトルを直訳すると「変わった弁護士、ウ・ヨンウ」。
主人公のウ・ヨンウは自閉症スペクトラム障害をもつ天才弁護士です。
物語は、彼女がソウル大学を主席で卒業し、大手法律事務所に入社するところからスタート。共感能力、社会性が少し足りなく苦労することもありますが、持ち前の集中力と洞察力を生かして、次々と事件を解決していきます。
彼女の天才ぶりを見せつけるシーンは、作品の冒頭から。
ある日、お父さんが意地悪な大家さんにいちゃもんをつけられ、殴られてしまいます。大好きなお父さんが殴られている様子を見て、「傷害罪!人の体を傷つけた者、7年以下の懲役10年以下の資格停止または1000万ウォン以下の罰金に課す!」と叫ぶのです。
なんと、彼女はお父さんの部屋にある刑法の本を読んで理解していました。
彼女は、一度見たものを忘れない能力を持っており、それに気づいたお父さんは全力で彼女をサポートします。
部屋や持ち物はすべてクジラ。一度クジラの話をすると止まらないので、お父さんや上司にクジラの話をしないように止められてしまうほど、クジラが大好きでした。クジラをの豆知識を例に謎を解く場面が多く、このドラマをみたらクジラ博士になれそうです。
筆者は「ドラマでストレスは受けたくない」という考えを持っているので、いくらおもしろくても、観ていて気分が悪くなる作品は観ません。自閉症スペクトラムをもちながら送る社会生活は大変といわれますが、この作品では(筆者が観ている時点では)みんなが驚きながらも彼女の能力を認めて、守ってくれる人たちばかりでほっこりしますよ。
内容もとてもよいのですが、何より出演者の演技力も魅力です。
主人公を演じるパク・ウンビンさんは1992年生まれの30歳ですが、子役出身のため、多くの作品に出演していて演技歴はすでに20年を超えています。
彼女は「発音がよくデリバリー(伝達力)がよい女優」としても有名です。いくら難しい演技をしても、言葉がはっきり聞こえます。もし韓国語の勉強をしたい、ドラマでシャドーイングをしたいというかたにはおすすめですよ。
ちなみにこの作品の公式Instagramもあるようなので、ぜひチェックしてみてくださいね!