先に買ってしまったときは、必ず報告する
「夫と決めているのは、相談する前に買ったものは必ず報告することです。
毎日の缶コーヒーとかはいちいち言わないけれど、会社の帰りに見つけたバッグとか夫ならコンビニで買った雑誌とか、あとで『これ何?』とならないように気をつけていますね。
家計が一緒で自由に使えるお金はそれぞれありますが、報告することで信用できるというか、お互いの懐具合を把握していられるのでストレスがありません。
一度あったのが『買ったものか人から借りたものかわからなくて困る』ことで、同じ家に住んでいるならそんな混乱も避けたいですよね」(女性/30歳/インストラクター)
買ったものを配偶者にいちいち報告するのは、面倒なときもあればあれこれ言われるのを想像して避けたくもなります。だからこそ、話せるのは信頼がある証拠で、伝えることのルールを楽しむ余裕も生まれます。
お金の有無を配偶者に握られることを嫌がる人もいますが、そんな姿がかえって使い方を指摘される場面につながることもあるので、普段から打ち明けられる状態が理想。後出しであっても、「ちゃんと言ってくれる」ことが夫婦の愛情を育てます。
「好きなものにはお金をかける」ことも大事
「俺は釣りが趣味で、家族でもよく海や堤防に出かけます。釣り竿や餌代、折れた竿の修理など結構お金がかかるので、普段は無駄遣いしないように気をつけています。
釣りに行くときの飲み物は買わずに家で水筒を用意したり、サンドイッチを作って食事代を浮かせたり、妻も協力してくれるのでありがたいですね。
どうしてもほしい竿が中古で売られていたとき、それでも数万円するので妻に買いたいと言うのはためらっていたのですが、『たまにはお金をかけようよ』と妻が笑って提案してくれて本当にうれしかったことがあります。
いつもは節約が当たり前でお互いに納得していますが、こういう瞬間があるとストレスがなくていいなと思いますね」(男性/48歳/自営業)
お金のかかる趣味を持つと、それに付き合わされる家族のことを考えて普段は節約するのが当たり前になりますよね。
仲良し夫婦は、相手のそんな姿勢を尊重してたまにはお金をかけることもルールにしています。それが叶うのは、お金を大切にしたい気持ちをふたりがきちんと持っているからです。我慢ばかりではない生活が、夫婦円満に過ごすことを助けてくれるのですね。
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