シェアハウス住人のグローバル化
コロナ禍以前は日本を含めアジアからの留学生や韓国人学生が多かったシェアハウスですが、現在は特に欧米からの留学生の入居が増加しています。
これは韓国文化やKPOPが世界中で大人気となり、韓国へ興味を持つ若者が増えたことが一番の理由かと思いますが、コロナ禍によって日本に入国することができず、留学先を日本から韓国へ変更した留学生が増えたのも理由のひとつだと思います。
彼らのなかには「日本に留学したことがある」「日本語も勉強している」という学生も多く、日本人留学生と交流している場面をよく見かけます。
私のシェアハウスに住んでいたあるイタリア人の留学生は「本当は日本に行きたかったけど、コロナで入国できないから韓国に来た。私は韓国も、日本も好き!特にKPOPが大好き」と言ってました。彼女たちからみたら留学先が日本でも韓国でもあまり違いはないようです。
韓国語・英語・日本語を混ぜながらの会話ですが、問題なく意思疎通はとれてますし、何しろ彼らの楽しそうな姿を見ていると、国際交流っていいなと感じさせられます。
シェアハウス以外の滞在先
コロナ禍以降、物件数が急激に増えたのはシェアハウスですが、シェアハウス以外の滞在先として下記の滞在先があります。
- コシテル
- ワンルーム
これらはコロナ禍前後も変わらず留学生に人気の滞在先です。
「コシテル」とは2、3畳の広さの部屋に机、ベット、クローゼット、トイレ、シャワーが詰まった小さい部屋のこと。
キッチンや玄関、洗濯機などはシェアハウスと同じように、そのほかの住人と共用で使用します。保証金なし、低家賃、1カ月の滞在も可能なので留学生に人気です。
「ワンルーム」に住むほどお金は出せないけど、他人とトイレやシャワーを共用するのは無理という人はこのコシテルを好みます。しかし本当に本当に部屋が狭いため、コシテルからシェアハウスに移動してくる人も多いです。
「ワンルーム」はいわゆる一人暮らし用のアパートのこと。契約には500万ウォン~1000万ウォン程度の多額の保証金や長期契約が必要です。
また、揃えなければいけない家具、生活用品、調理用品も多いですし、家賃もシェアハウスやコシテルに比べて高額。
完全プライベートな空間なので、誰にも干渉されません。同居人のせいでストレス溜める事もありません。経済的余裕があり、自由を求めるのであれば断然ワンルームがおすすめです。
今回はコロナ禍によって変化した韓国での留学生の住まい事情についてお話ししました。これから韓国留学に来るかたや留学を考えているかたの参考になれば幸いです。
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