やっぱり「行動」が大事!(女性/33歳/サービス業)
「夫が好きで読んでいる漫画を『センスがない』と言ってしまい、怒らせたことがあります。
冗談のつもりだったけど、『人の好きなものを馬鹿にするな』と低い声で返す夫は本当にショックを受けているようで、慌てて『そんな気はなかった』と謝りました。
でも、夫の機嫌は直らず、ふたりきりの時間を避けてさっさと寝室に入る日が続き、悲しかったですね。
ちゃんと謝ったのに、と思う反面『自分だったら引きずるかも』と想像すると夫の態度を責めることもできず。
ふたりの子どもは父親の元気がないことに気づいてあれこれ声をかけていて、その姿を見て『私のせいだ』と思うと気まずかったです。
何とか夫と仲直りしたいけど、いまさら漫画を褒めるとかもわざとらしいし、何かないかと考えていました。
ふと気がついたのは、寝室で漫画を読むときに夫は飲み物を持っていくこと。
夫はコーヒーが好きで、自分で作っています。普段はインスタントなので、『おいしいコーヒーを用意しよう』と思いつきました。
夫が好きと言ってよく通う全国チェーンのお店があって、行ってみたら手軽に淹れられるパックがあり、何種類か買い込んで。
その夜、いつものようにキッチンに向かった夫の後を追い、『これ、よかったら飲んでみて』とパックを差し出しました。
『買いに行ったの?』と夫は驚いていて、種類がたくさんあることも気がつき、私の謝罪の気持ちが少しでも伝わったかなと思います。
小さな声で『ありがとう』と返して、笑顔になってくれました。
漫画についてはもう触れることはないけれど、本当に仲直りがしたいならやっぱり行動が大事だなと実感しました」(女性/33歳/サービス業)
そのつもりはなくても、自分の一言に深く傷つく配偶者を見るのはつらいですね。
ここで相手の状態を責めてしまうと愛情は冷める一方になり、仲直りを考えるなら相手のリラックスできる瞬間を狙うのも一つの手。
自分のためにわざわざお店に足を運び、何種類も購入してくれたのを見れば、かたくなだった心もほぐれていきます。言い訳を並べるよりも、実際に行動してくれたことが何よりの愛情ですよね。
相手の好きなものを知っておく、リラックスしているのはどんなときかを把握しておくのも、夫婦喧嘩の仲直りでは重要といえます。
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