相手に過剰な期待をしない
離婚によって元配偶者に傷つけられた痛みが大きいと、その代償を新しく出会った異性に求める人がいます。
「大切にされる自分が見たい」と思うのは誰でもあるのかもしれませんが、つながりが対等であるのならそんな義務も義理も相手にはなく、過剰な期待を寄せられるプレッシャーから逃げられるケースも実際にあります。
離婚は自分の問題であり、ほかの人にその負担を押し付けるのは間違いです。
幸せな恋愛をしている人は新しく出会った相手との関係に集中しており、離婚のつらさの元を取ろうとおかしな期待をしたり愛されている証を求めたり、自分だけが満足するような関わり方はしません。
求めない姿が相手にとっては信頼になり、まっすぐに愛情を向ける勇気にもなると感じます。
どんな経験をしようとも、新しい相手とは一から信頼と愛情を育てていくのが幸せな恋愛であることを忘れないのですね。
自分を大切にしている
離婚後の恋愛で成功している人の話を聞くと、つらい思いをしたからこそいまの自分を大切にしたいという気持ちが伝わります。
「モラハラ気味な人と感じたらすぐ離れる」「お金の使い方がおかしいとわかったら好きでも別れる」など、必要以上に自分を苦しめる可能性のある人は潔く切る勇気を持っているといえます。
どんな恋愛でも好きになると相手の欠点から目をそらす人は多いですが、その結果離婚という大変な思いをしたことが、「二度と繰り返さない」という決意につながります。
調停を経てやっとの思いで離婚が叶った40代のある女性は、同じバツイチの男性と出会い親密度が深くなるなかで「自分を大切にすることを当たり前にできるから好き」と口にしていましたが、結婚生活での失敗をいまの関係にきちんと活かそうとする姿勢が相手の愛情も深くするのではないでしょうか。
一方的に尽くすだけであったり我慢させられるばかりであったり、自尊心を削られるような関係は避けることで、同じ思いの異性とあたたかい絆を育てていけると感じます。
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