離婚は、結婚を決意するほど愛した人と別離する人生の一大事であり、原因はさまざまでも心に大きなダメージを負うことは避けられません。
それでも、独身に戻れば新しい恋愛の可能性は誰にでもあり、素敵な出会いをつかんで幸せな交際をしている人は大勢います。
一方で、気持ちの切り替えができずに縁を活かせない人がいることも事実。
今回は、「離婚後の恋愛」で成功する人にはどんな特徴があるのかお話しします。
「離婚後の恋愛」はあり得るのか
一昔前は、離婚歴があるとそれだけで「何か問題のある人」「人間性に欠陥があるのでは…」とネガティブなイメージを持たれていましたが、女性が社会に出る機会が増え男女平等が進んでいる現代では、離婚は特別ではなくなりました。
筆者の周囲に限ってですが、むしろ「離婚を選択できる意思の強さ」「ひとりでも生きていける経済力がある」など前向きな印象を持つ人はたくさんいて、離婚後の恋愛を楽しむ男女は当然のようにいます。
離婚歴に左右されないのはその人自身に大きな魅力があるからで、未婚の独身者と変わらないのですね。
離婚を「苦しい結婚生活を終わらせた」と胸を張れる人ほど、その後の人生でも自信を持って一歩を踏み出すのを見ますが、一方で離婚に納得がいかずいつまでも元配偶者にこだわっているような人は、視野が狭く新しい人間関係を築くエネルギーがありません。
また、「配偶者とうまくいかなかった自分」を「ダメな人間」と感じることから抜け出せず、出会いがあっても積極的になれず縁を逃したり、好意を向けられても逃げてしまったりする人もいます。
離婚後の恋愛が成功するかどうかは、その人の心持ちしだいなのですね。
では、離婚歴があっても新しい人と恋愛を楽しめる人には、どんな特徴があるのでしょうか。
離婚を「過去」と割り切っている
そのときどんなにつらく大変な思いをしても、終わってしまえば離婚は過去になります。
時間は進み新しい環境で生きていくことが当たり前になるなかで、そんな現実を前向きに受け止めている人は次の恋愛もしっかり意識することができているのを実感します。
誰かと出会ったとき、自身の離婚について「こんなに大変だった」といつも愚痴を吐き同情してもらいたがる人と、「そんなこともあったけど」といまの楽しみを口にできる人と、一緒にいて楽しいと思えるのはどちらでしょうか。
離婚歴のある人が決して少なくないいまは、その経験をどんな糧にしているかが重要です。
離婚はどうしたって精神的なダメージが大きく、幸せな気持ちで暮らしてきたはずの配偶者と財産分与で揉めたり親権で争ったり、恨みや憎しみを覚えることだってあります。
変更する手続きもいろいろとあり、割く労力は結婚するときの倍以上だと感じますが、終わったのなら目の前に広がるのは新しい可能性ばかりの人生であって、離婚で経験したことをこれからの日々に活かそうとする力が今後を左右します。