大切なことは失敗を客観的に考える「メタ認知」
子どもがなにか失敗したり、結果がよくなかったときに、それを冷静に客観的に見る。
そのうえで、それをよりよい方向に変えていく行動をとれるように環境作りをしましょう。
たとえば、授業でちょっと分からなかったところがあったとしましょう。
先生に質問するのもためらわれ、友達にも聞きづらくてそのままにしていたら、テスト勉強しても追いつかなくて失敗した。
その状態を客観的に見渡したら「すぐに質問しに行く」「分かる友達に聞いてみる」「その日のうちに調べてみる」などの方策を子ども自身が考えついたとしても、実際にその行動をしなければ、次回も同じことが起こりますよね。
ここで、昨日お話しした親のサポートの出番です。
「どうして先生に聞きにくいの?」
「〇〇くんとか教えてくれないかな?」
「塾の先生なら聞けるかな?」
「参考書を一緒に買いに行こうか?」
のように、子どもが行動しづらい理由や解決の糸口になりそうなことを投げかけてみましょう。
これを繰り返すうちに、時間は必要ですが、少しづつ客観的に事実を受け止め、そこから次に改善策を見つけていくことができるようになっていきます。
自分はどこが弱いのか(前述の例では恥ずかしくて人に聞けない)をしっかり認知できれば、思い切って聞くとか、別の方法でアプローチすることを日常に活かせます。
これが「メタ認知」の第一歩です。
メタ認知ができるようになると、勉強だけではなく大人になってからも、仕事に生かすことができます。
親子で失敗の見方を変えて、次へのステップにしてみませんか?